世界中のトップ企業がこぞって実践! 唯一無二の AI ワークマネジメントプラットフォーム "Asana" とは?
AI 導入の課題を克服し、責任をもって倫理的に AI ツールを活用しましょう。イノベーションの文化を築く方法をこのガイドでご紹介します。
組織が成長するにつれて、社内プロセスは複雑化し、チームごとに異なる進め方が生まれがちです。それぞれが最適な方法で仕事を進めていても、チーム間の連携や情報の可視化が難しくなり、プロジェクトの成功を妨げることがあります。
そんなときに力を発揮するのが PMO (プロジェクトマネジメントオフィス) です。
PMO は、部門をまたいだプロセスの標準化を通じて、プロジェクトの進行をスムーズにし、組織全体のベストプラクティスを確立する役割を担います。
でも、実際にPMO は何をするのでしょうか?本当に自分たちのチームに必要なのでしょうか?
この記事では、PMO の役割と導入メリットを明らかにしながら、「PMO が自社にとって必要かどうか」を判断するヒントをお届けします。
PMO (プロジェクトマネジメントオフィス) とは、組織におけるプロジェクト管理のベストプラクティスを定義し、統一および推進していくための専門部門またはチーム です。
複数のプロジェクトが同時進行する現代のビジネス環境において、PMO はプロジェクトの規模や業務内容を問わず、効率的な管理業務を支援し、成果の最大化に貢献します。
PMO は、単にプロジェクトの進行を見守るだけでなく、品質管理やマネジメント業務の標準化や最適化にも関与し、組織全体の運営に大きな影響を与える存在です。また、共通サービス組織として、他のチームが成果を出すための支援や調整を行い、個々のプロジェクトを部門横断的に支える役割も果たします。
呼称としては「プログラムマネジメントオフィス」とされることもあり、社内に常設される場合もあれば、外部の専門サービスとして導入されるケースもあります。
企業の規模や体制によってもその在り方は異なり、たとえば小規模組織では全社を一括して支援する単一の PMO が置かれることがある一方で、部門ごとのプロセス最適化を図るために、複数の PMO が存在する大企業も珍しくありません。
PMO はひとつの役職名ではなく、部署や部門を指す言葉です。たとえば「PMO マネージャー」という場合は、「プロジェクトマネジメントオフィスの責任者 (マネージャー)」を意味します。そのほかにも「PMO スペシャリスト」「PMO メンバー」「PMO エキスパート」などの職種があり、それぞれがプロジェクトの品質向上や標準化された管理業務の実行など、重要な役割を担っています。
また、PMO に携わる人材は、プロジェクトマネジメントに関する認定資格を保有していることも多く、組織内での信頼性や専門性を高める要素となっています。
PMO の業務を支えるツールをお探しなら、Asana を活用してみませんか?
Asana は、プロジェクトの進捗状況を可視化し、チーム間のコミュニケーションやプロセスの標準化をスムーズにする、PMO 業務にも活用できるワークマネジメントツールです。
複数のプロジェクトを同時に管理する際や、品質や進捗の一元管理が求められる場面でも、高い効果を発揮します。
PMO を理解しはじめると、「プロジェクトマネージャー」や「プログラムマネージャー」、「PMO アシスタント」との違いが気になってくる方も多いでしょう。これらの役職や組織はプロジェクトの成功を支えるという共通の目的を持ちながらも、それぞれ担う役割や視点が大きく異なります。
このセクションでは、PMO と混同されがちなこれらの用語について、それぞれの役割や立場、業務の違いを明確にしながら解説します。役割の境界線を正しく理解することで、プロジェクトの状況を見える化し、適切な課題解決につなげる判断力が身につきます。
PMO とよく混同されがちなのが PM (プロジェクトマネージャー) です。両者とも、最終的な目標はプロジェクトの成功ですが、役割の構造が大きく異なります。
PMO は「部門、組織」として、複数プロジェクトの横断的な標準化や、進行ルール、ツールの統一、事務作業やコーディネーションの最適化などを担う存在です。一方の PM は、「役職」として、特定のプロジェクトの現場を直接リードする人物です。
多くの場合、実際にプロジェクトメンバーをまとめてプロジェクトを進行させ、成果物の品質や納期、コストを管理するのは PM の仕事です。その PM の業務がスムーズに進むよう、必要な情報、プロセス、ツールなどを整備して土台をつくるのが PMO の役割です。
PMO アシスタントは、PMO のサポート業務を行う実務担当者であり、PMO 内の補助的な役割を担います。PMO が標準化やガバナンスの全体設計を行う一方、PMO アシスタントはそれを実務レベルで支えます。
具体的な業務には、以下のようなものがあります。
プロジェクトの進捗報告書や議事録の作成
スケジュールの更新やタスク管理支援
会議調整やツール操作などの事務作業
関係者への資料配布や連絡調整
PMO アシスタントは個々のプロジェクトの最前線には立たず、全体のサポートを行う立場です。したがって、PMO アシスタントと PMO を混同するというよりは、「PMO の一員としての職種のひとつ」と理解するのが適切です。
プログラムマネージャーは、複数の関連プロジェクトを束ねるリーダー的なポジションです。ここで言う「プログラム」とは、戦略的に連動する複数のプロジェクトの集合体を意味します。
プログラムマネージャーは、以下のような業務を担います。
複数プロジェクトの整合性の確保
進捗の横断的な監視と調整
経営戦略との整合性確保
ステークホルダーとの連携
コストやリソースの最適配分
PMO との違いは、PMO が組織横断的な標準化や運用支援に特化するのに対し、プログラムマネージャーはあくまで「ビジネス目標に直結するプロジェクト群を指揮する役職」である点です。PMO は枠組みや仕組みを整える組織、プログラムマネージャーは目標を達成するための成果をリードする役割という位置づけです。
円滑な共同作業のための戦略、テクニック、インサイトなど、世界トップレベルの効果的なコラボレーションを支えるすべてをご紹介します。
PMO には、大きく分けて「社内 PMO」と「社外 PMO」の 2 種類があります。どちらを導入すべきかは、組織のプロジェクト環境や経営戦略、成長段階に応じて異なります。まずは、それぞれの違いと特徴を見ていきましょう。
社内 PMO とは、プロジェクトの成功をサポートする社内チームです。プロジェクト全体を俯瞰し、標準化されたプロセスや管理業務の整備、ベストプラクティスの確立を通じて、チーム全体のパフォーマンスを高めます。
導入後は、トレーニングの提供、ガイドラインの更新、継続的な改善活動を行いながら、組織全体のプロジェクトの質を引き上げ、長期的な成長を支援します。社内 PMO は、プロジェクトの成功率の向上やリスク管理、コスト管理などの面でも中心的な役割を果たします。
社内 PMO には 3 つのタイプがあります。組織のプロジェクト全体の管理体制やチームの成熟度に応じて、適切なスタイルを選びましょう。
支援型 PMO: トレーニング、情報提供、ツールの共有など、主に支援に特化した PMO です。強制力はなく、提供されたベストプラクティスやプロセスを採用するかどうかは各プロジェクトマネージャーの裁量に任されます。比較的柔軟性の高いアプローチです。
支配型 PMO: ガイドラインやプロセスを明確に定め、全プロジェクトでの一貫した運用を求めます。プロジェクトマネージャーに対し、規定された方法論の遵守を求め、進行中のプロジェクトをレビューすることもあります。リスク管理や品質のばらつきを抑えるのに効果的です。
指示型 PMO: 最も権限が強く、プロジェクトマネジメント自体を PMO が主導します。リソースの割り当て、プロジェクトの範囲、目標設定、予算管理やリスク分析など、プロジェクト運営の大部分を担うのが特徴です。大規模かつ戦略的なプロジェクトにおいて特に有効で、必要な人員も多くなります。
社外 PMO は、コンサルティング会社や代理店など、外部からプロジェクト管理のベストプラクティス策定を支援する組織です。通常、顧客企業のプロセスをヒアリングし、最適なプロジェクト体制や標準化プロセスを提案します。
ただし、社内 PMO と異なり、社外 PMO は提案までが主な役割であり、プロジェクトの運営や継続的なサポートを担うことはほとんどありません。スポット的な支援を必要とする場合や、新しいプロジェクト環境に対応する初期整備を行いたいときに活用されることが多いです。
PMO の種類を選ぶ際は、組織の経営戦略、プロジェクトの規模や複雑さ、既存のチーム構造を踏まえることが重要です。適切な PMO を導入することで、プロジェクトの成功率を大きく向上させることができます。
Asana のイベントに参加して、プロジェクト管理や働き方改善、業務効率化に関する有益な情報を得ましょう。ツールを最大限効果的に使う方法も学ぶことができます。
PMO は、単なる事務的な調整機能ではなく、プロジェクトマネジメントの基盤を構築し、組織全体の成果を最大化するための中核的な役割を担います。PMO の役割は何なのか、ひとつひとつ確認しましょう。
PMO の仕事は、プロジェクトマネージャーやプログラムマネージャーを支援し、部門の違う関係者間の調整方法とプロジェクトの進め方を統一することです。PMO はプロジェクトの運用方法について、ガイダンスや手法、システム等を提供します。提供するものの例として、以下のようなものがあります。
プロジェクトリーダーや予算責任者などの関係者の明確な責任範囲
プロジェクトマイルストーンの設定やプロジェクト状況の伝達方法に関するガイドライン
プロジェクト進捗報告プロセス (進捗管理) の統一
プロジェクト計画、QBR (四半期ビジネスレビュー)、プロジェクト事後評価などで議論する内容の明確化
プロジェクトガバナンスとは、プロジェクトのライフサイクルの中で行われる意思決定の枠組みです。たとえば、情報の保管場所や情報にアクセスできるメンバー、チームのコラボレーション方法など、プロジェクトそのものの詳細や、プロジェクト管理の 5 つのフェーズなどのベストプラクティス、その他のプロジェクト管理手法などがこれに含まれます。また、プロジェクトガバナンスは組織によるプロジェクトのサポート方法を大まかに統一します。この場合は PMO がプロジェクトガバナンスのルールを確立し、長期的または短期的な企業目標に貢献するプロジェクトに組織が確実に投資できるようにします。
PMO はベストプラクティスの確立に加えて、幹部チームにとっての分析パートナーとしての役割も果たします。PMO は主な質問を設定し、分析アプローチを決定し、同意を得ます。そしてデータの要約を行い、必要に応じてアクションプランを作成します。PMO は、プロジェクトの成果を効果的に評価するためのレポート機能も提供します。こういったレポートによってプロジェクトチームはデータに基づいた決定を下し、ビジネスリスクを軽減することができるのです。

別々に追跡していたワークフローは 6 個ほどありましたが、Asana のおかげでそれらを結びつけ、相互のつながりを確認し、スプレッドシートでは気付かなかった依存関係に気付くことができたので、とても満足しています。”
戦略プランとは、組織が目指すものと、どうやってそこに到達するのかを示す 3 ~ 5 年間のロードマップです。PMO は、この戦略プランの作成とモニタリングも担当していることがよくあります。その仕事内容には、たとえば以下のようなものがあります。
ビジネスパートナーの戦略策定を支援する
目標設定者を統一する
年間の OKR を決定する
OKR を四半期ごとの計画に落とし込む
目標までの進捗を確認できるシステムを作成する
目標の伝達方法を確立する
そして PMO はこの戦略プランがプロジェクトレベルで浸透するようにします。具体的にはこんな仕事があります。
チームが自分たちのために情報やフォルダー、ツールなどを設定するとき、他のチームメンバーがどうやってその情報にアクセスするのかは考慮されていません。このような情報の分断は、手作業や重複作業の原因となります。実際に、平均的なナレッジワーカーは文書の検索、進捗の確認、仕事に関するコミュニケーションなどの「仕事のための仕事」に、勤務時間の 60% を費やしています。
PMO の仕事の一つは、このような情報のサイロを減らすことです。サイロはたとえば次のような方法で減らすことができます。
主要な情報がまとめられた、信頼できる唯一の情報源を作る
チームメンバーの望ましいコラボレーションのベストプラクティスを確立する
情報の保管と共有に関するセキュリティ対策の基準を策定する
情報を定期的に更新する責任者の割り当てとモニタリングを行う
誰が何をいつまでにやるのか全員が把握できるようにして、重複作業を減らす

仕事がバラバラで相互の依存関係も不明確だと、すべてが最優先事項のように感じられてしまいます。そんな感覚がストレスや不安の原因になってしまうのです。”
プロセスを統一する上で重要なのは、全員が同じツールを使っていて、その使い方を知っていることです。もし、まだチーム全員が同じワークマネジメントソフトウェアを使用していていないのであれば、PMO がチェンジマネジメントプロセスと新しいツールの導入を推進し、使用状況をモニタリングします。トレーニングを促したり、可能な範囲でプロセスを自動化したりするのも PMO の仕事です。
リソース管理とは、プロジェクト完了のためにチームのリソースを計画し、スケジュールを立てるプロセスのことです。ここで言うリソース とは、機材や資金から技術ツールや社員のキャパシティまで、あらゆるもののことを指します。
PMO のリソース管理は、組織の規模によって異なります。小規模な組織であれば、PMO が直接リソースをプロジェクトに割り当てる役割となるかもしれません。大規模な組織では、PMO がリソース管理計画のシステムや、スコープクリープを防ぐための変更管理プロセスなどの構築を行うこともあります。企業レベルでは、キャパシティ計画やリソース予測なども含まれます。

一元管理ツールがないと、混乱が生じます。誰が何に取り組んでいるのかは尋ねないとわからず、尋ねてもその時点での答えしか得られません。物事の動くスピードが速いので、現在の状況と今後の状況を確認できるように、すべてがリアルタイムで更新される場所が必要でした。”
チームが部門を超えていかにうまくコミュニケーションを取り、コラボレーションするかがチームが効果的に働くカギです。PMO の役割の一つは、異なるチーム間の既存のプロセスをチェックして、それらのプロセスを統一することで、よりスムーズな部門間コラボレーションを可能にすることです。これには、必要に応じて用語を統一したり、価値観を共有したり、健全な組織文化をサポートしたりすることも含まれます。
すべてが決まって動き出したら、PMO の最後の役割は新しいプロジェクトマネージャーを育成し、新しい取り組みをサポートするためのトレーニングセッションを継続的に開催することです。たとえば、チームや会社全体の重要業績評価指標 (KPI) を設定するための研修や、プロジェクト内の対立のソリューションに関するウェビナーなどを開催します。
PMO の組織内には、役割や責任範囲の異なるいくつかの職種が存在します。代表的な 3 つの職種について解説します。
PMO アドミニストレーターは、プロジェクトの事務的な支援を担当する職種です。議事録の作成、スケジュールの更新、関係者への連絡調整など、PM の負担を軽減するサポート業務を行います。
PMO の実務基盤を支える存在であり、プロジェクト全体の円滑な運営に欠かせない役割です。
PMO エキスパートは、プロジェクト管理の専門知識を活かして、プロセスの分析や改善提案を行う職種です。ツールの選定、標準化プロセスの設計、ナレッジの蓄積など、PMO の質を高める役割を担います。
属人化を防ぎ、再現性のあるプロジェクト運営の仕組みをつくることが求められます。
PMO マネージャーは、PMO 組織全体を統括し、戦略的な運営と管理を担当する職種です。組織全体のプロジェクト成功率を高めるために、リソース配分の最適化、経営層への報告、PMO メンバーの育成などを行います。
PMO の中で最も権限と責任が大きいポジションであり、経営視点でのプロジェクトマネジメント能力が求められます。
PMO を導入する最大の効果は、組織内のプロセスやシステムを標準化、つまり統一できることにあります。これにより、チーム間の連携がスムーズになり、部門を超えたコラボレーションが自然に生まれ、プロジェクトの成功率や業務全体のパフォーマンスが大きく向上します。
多くの組織では、各部門やチームが時間の経過とともに独自のプロジェクト管理方法やツール、ルールを築いていきます。それ自体は業務に最適化された結果かもしれませんが、全体で見れば以下のような課題を引き起こします。
情報のサイロ化 (共有されない情報が部門内にとどまる)
ツールや言語の非統一によるコミュニケーションの断絶
知識の偏在や属人化
プロジェクト状況の見える化が困難
これらの問題を放置すると、チーム間連携が難しくなり、結果的にプロジェクト全体のスピードと品質が低下します。
PMO はこうしたバラバラなプロセスを集約し、組織全体で共通化されたワークフローやルールを整備する役割を担います。このプロセスはチェンジマネジメント (組織変革) に近く、導入初期には一定の困難を伴うかもしれませんが、長期的には非常に大きな価値を生み出します。
以下は、PMO を導入および整備することで得られる代表的なメリットです。
企業の経営戦略と各プロジェクトを結びつけ、日々の業務が目標達成に直結するよう調整
組織のリソースを本当に価値のあるプロジェクトに集中できる
システムやプロセスを統一することで部門間の連携を強化
組織全体で使えるプロジェクトマネジメントのルールと手順を整備
すべての関係者がリアルタイムで進捗、課題、背景情報を確認できる
データに基づいた意思決定が可能になる
PMO がベストプラクティスを開発、共有、モニタリング
新任のプロジェクトマネージャーやチームへのトレーニング支援
作業や意思決定の重複や無駄を削減
時間とコストの最適化、リソースの利用効率の最大化
プロジェクト運営にかかる間接業務 (事務作業) を軽減
PMO 導入の効果を実感するなら、ツールの整備も不可欠です。Asana を使えば、標準化されたプロジェクト管理の仕組みを誰でも簡単に実行可能になります。部門ごとのタスクを一本化し、進捗をリアルタイムで見える化。PMO が構築したルールを実務レベルで自然に定着させることができます。
PMO の導入には多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットや課題も存在します。導入前に把握しておくことで、リスクを最小限に抑えられます。
PMO の設立には、専任人材の確保やツールの導入、トレーニングの実施など、一定のコストと時間が必要です。特に中小企業では、PMO の運用コストが事業規模に対して割高になるケースもあります。
段階的な導入や、まずは少人数でのスモールスタートを検討することが有効です。
PMO が策定したルールやプロセスが、現場の実態と合わない場合、プロジェクトチームとの間に摩擦が生じることがあります。「PMO は現場を知らない」という声が上がるケースも珍しくありません。
この課題を回避するには、PMO メンバーが現場の状況を理解し、双方向のコミュニケーションを重視することが重要です。
PMO に対して「導入しても意味がない」という意見が出る場合、その原因の多くは PMO の役割が不明確であることや、成果が見えにくいことにあります。
PMO の価値を示すには、定量的な成果指標 (プロジェクト成功率、コスト削減額など) を設定し、定期的に可視化することが効果的です。
PMO の設立は、小規模な改善ではなく、組織全体に影響を与える大きな取り組みです。場合によっては全社横断的なチームとして機能し、体制整備や業務の再設計が求められます。効果は大きい一方で、導入には時間と労力、明確な目的意識が必要です。
以下に当てはまる場合は、PMO が有効な可能性があります。
仕事がサイロ化されていて、チームの共同作業が難しい
プロセスにまとまりがないように感じる
情報が失われやすい
最近組織の規模が急激に成長している
前項のうち当てはまるのが 1 つか 2 つしかない場合は、他の戦略を試してみましょう。次に挙げるのは、PMO 以外の選択肢を検討するケース例です。
仕事の状況を俯瞰してすべての取り組みを一か所でモニタリングしたい場合は、プロジェクトポートフォリオ管理をお試しください。
企業レベルのセキュリティや情報システム管理を確立したい場合は、企業プロジェクト管理をお試しください。
会社規模の指標や、日々の仕事がどのように会社の目標に結び付いているかを明確にしたい場合は、目標管理ソフトウェアをお試しください。
PMO の必要性を感じたら、まずはプロジェクトの見える化から始めてみましょう。Asana なら、情報のサイロ化を防ぎ、複数チームのタスクを一元管理できます。
仕事を最大限効率化し、チームの生産性を上げるためには、Asana のプロジェクトマネジメント機能をお試しください。日々の業務と目標をつなげ、「誰が・何を・いつまでに行うのか」を可視化します。
PMO の導入を決めたら、以下のステップで進めるのが効果的です。
まず、組織内のプロジェクト管理の現状を把握します。各チームがどのようなツールやプロセスを使っているか、どこにボトルネックがあるかを調査し、PMO が解決すべき課題を明確にしましょう。
自社に適した PMO のタイプ (支援型、支配型、指示型) と、対象範囲 (全社横断か特定部門か) を決定します。組織の規模やプロジェクトの複雑さに応じて選択することが重要です。
PMO メンバーの選定と役割分担を行い、プロジェクト管理に使用するツールを導入します。全員が同じツールを使い、統一されたプロセスで運用できる環境を整えましょう。
小規模なパイロットプロジェクトから運用を開始し、効果を検証しながら段階的に拡大します。定期的な振り返りを通じて、プロセスの改善を続けることが成功の鍵です。
PMO として活躍するためには、幅広いスキルセットと専門知識が求められます。
プロジェクト管理の基礎知識 (スケジュール管理、リスク管理、品質管理)
コミュニケーション能力と調整力
データ分析とレポーティングスキル
ツールの活用スキル (プロジェクト管理ツール、BI ツールなど)
組織横断的な視点と課題解決力
PMP (Project Management Professional): PMI が認定する国際的なプロジェクト管理資格。PMO の実務に直結する知識体系を網羅しています。
P2M (Project and Program Management): 日本発のプロジェクト管理資格。プログラムマネジメントの観点を含み、日本企業での認知度が高い資格です。
PMO-S (PMO Specialist): 日本 PMO 協会が認定する PMO 専門資格。PMO の実務に特化した内容で、キャリアアップに有効です。
PMO の仕事は、単なるサポート業務にとどまらず、複数のチームやプロジェクトを横断的に支援し、組織全体の動きを整えるという重要な役割を担います。では、PMO に向いているのはどんな人なのでしょうか?
一般的には、以下のような資質やスキルが挙げられます。
PMO はプロジェクトマネージャー、エンジニア、経営層など多様な立場の関係者と日常的に関わる立場です。時に意見の対立を調整したり、方向性のズレを正したりする場面もあるため、冷静かつ柔軟なコミュニケーション能力が求められます。
複数のプロジェクトやチームの情報を整理し、適切な判断材料を提供するのも PMO の重要な仕事です。変化の激しいプロジェクト環境の中で、正確で広い視野からの情報収集や可視化、分析ができる力は欠かせません。
PMO は特定のプロジェクトやチームに偏るのではなく、組織全体の視点から課題を見つけ、判断する立場です。そのため、感情に流されず、客観的かつ中立的に状況を捉える姿勢が求められます。
業務の流れを最適化したり、プロジェクトの進め方を標準化したりするのは PMO の主な役割の一部です。改善志向が強く、仕組みをつくることにやりがいを感じる人には特に適性があります。
PMO の業務は多岐にわたりますが、ツールを上手く活用することで効率を大幅に改善できます。Asana なら、プロジェクト状況の見える化やチームとの情報共有がスムーズにでき、客観的な判断材料をいつでも確認できます。
「もっと効率よくプロジェクトを進めたい」「無駄な作業をしている気がする」「チームメンバーの足並みが揃わない」 。そんな悩みを Asana のプロジェクトマネジメント機能で解決しましょう。まずは無料でお試しください。
PMO の経験は、プロジェクト管理領域でのキャリアアップに大きく役立ちます。
PMO アドミニストレーターからスタートし、PMO エキスパート、PMO マネージャーへとステップアップするのが一般的なキャリアパスです。
さらに経験を積むと、プログラムマネージャーやプロジェクトポートフォリオマネージャー、あるいはコンサルタントとして独立する道もあります。
PMO の年収は、職種や経験年数、企業規模によって大きく異なります。日本国内では、PMO アドミニストレーターで年収 400 万〜600 万円程度、PMO マネージャークラスで年収 700 万〜1,200 万円程度が相場とされています。
フリーランス PMO の場合、月額単価 80 万〜150 万円程度の案件も多く、高い専門性と実績があれば収入を大きく伸ばすことが可能です。
グローバルな事業支出管理プラットフォームを提供する Coupa は、社内の Value Services 組織に PMO を設立し、Asana を主軸として導入しました。受け付けフォームによるプロジェクト優先度スコアリングの仕組みを構築し、3 年間で年間 135 日分の勤務時間を節約。PMO 導入前に分散していた作業を一元化し、チーム間の可視性を大幅に向上させました。
テクノロジー企業のチームラボは、組織拡大に伴うタスク管理の高度化を目的に Asana を導入。プロダクト開発の課題解決プロセスを可視化し、KPI 管理や OKR 管理の基盤として活用しています。チームの目標と個人の業務を連動させることで、高いパフォーマンスを維持する仕組みを構築しました。
PMO の意味と種類、メリット、役割など、PMO の基礎知識を解説しました。全員が同じ方向に向かって進めるように PMO チームがサポートすることで、チームは何をすべきで、なぜそれが重要なのか、どうすれば達成できるのかを理解できます。PMO が必要だと感じられるなら、まずは現在各チームがどのように働いているかを調査することから始めましょう。現状を理解することが PMO 設立の第一歩です。すべての情報が集まったら、そこからベストプラクティスを定義して部門間コラボレーションを促進しましょう。
現状を理解するために、まずはワークマネジメントの導入から始めてみましょう。ワークマネジメントを行うと、リソース管理、仕事と目標の関連付け、プロジェクトの進捗報告や可視性アップをはじめとした、PMO チーム設立の準備に必要なさまざまな要素を上手に管理できます。