KPI (重要業績評価指標)

重要業績評価指標 (KPI)を追跡するのは大変な場合があります。データが複数のスプレッドシートに散らばっている場合や、目標が不明確な場合、メールスレッド内で更新情報が行方不明になっている場合はなおさらです。 チームの日々の業務を、会社の目標につなげるのに苦労したことがある方に、この無料の KPI テンプレートをおすすめします。

KPI テンプレートのメリット

KPI レポートを分断されたスプレッドシートで管理したり、プロジェクト管理ツール間で更新情報を追跡したりしている方は、多くいらっしゃいます。 このようなばらばらなアプローチでは、インサイトを発見したり、迅速に対応したり、真の進捗を示したりすることが困難になります。

そこで、この KPI テンプレートを作成しました。 すべてを 1 か所にまとめることができるため、 そのため、チームメンバーは指標を追いかけるのではなく、結果を出すための仕事に集中できます。

この KPI スコアカードテンプレートは、以下のような場合に最適です。

• コンバージョン率、ネットプロモータースコア (NPS)、顧客獲得単価などのキャンペーンデータを追跡するマーケティングチーム。

• 新規顧客数、収益目標、セールスパイプラインの進捗状況をモニタリングするセールスマネージャー。

• 機能の使用状況、解約率、アプリ内での平均滞在時間などのエンゲージメント KPI 指標を確認する SaaS チーム。

• ソーシャルメディアマネージャーが、LinkedIn、Instagram、Facebook、YouTube のプラットフォーム固有の指標 (エンゲージメント率、オーディエンスの成長、コンテンツのパフォーマンスなど) を追跡する。

• 人事チームが従業員の満足度、離職率、オンボーディングのマイルストーンを測定する。

• 経営陣が戦略目標や会社全体の目標、主要な結果 (OKR)について認識を合わせる。

• 純利益、キャッシュフロー、利益率などの KPI を管理する財務チーム。

• 解決時間、顧客満足度スコア、チケットの回避率を改善するカスタマーサポートチーム。

• コンテンツチームが、SEO トラフィック、エンゲージメント、コンテンツの ROI などのパフォーマンス指標を分析する。

あるデジタルマーケティングチームは、Asana の KPI テンプレートを使用して、6 つのチャネルにわたるキャンペーン指標を統合しました。 四半期内に、ばらばらのレポートからリアルタイムの進捗状況を表示する単一のダッシュボードに移行し、レポートの作成時間を半分に短縮し、部署間のパフォーマンスレビュー会議を改善しました。

Asana の KPI テンプレートを使うべき理由

Asana のチームは、KPI 管理テンプレートを使用して、余計なものを取捨選択し、成功につながることに集中しています。 ツールを切り替えたり、整理されていないレポートを探したりする必要がないため、チームはデータの検索に費やす時間を減らし、データに基づいた行動に費やす時間を増やせます。

この KPI レポートテンプレートを使用すると、次のことができます。

• 視覚的なダッシュボードを使用して、主要な指標と具体的な目標の進捗状況をリアルタイムで確認する。

• 各メンバーに明確な KPI を割り当てることで、測定可能な目標に向けて関係者をまとめる。

• カスタムフィールド、フォーム、ルールを使用して更新を自動化する。

• セクションやフィルターを使って、目標、チーム、イニシアチブごとに KPI を整理する。

• チャート、タイムライン、ステータス更新を使って、傾向を早期に把握する。

Asana の無料テンプレートには、KPI の定義、データの収集、分析、レポート、アクションアイテムの割り当て、レビューとフィードバックの提供を行うためのセクションがすでに用意されています。 ワークフローに合わせてカスタマイズできますが、基礎はすでに整っています。 重要な情報の追跡をすぐに始められます。

この KPI テンプレートの使い方

1. テンプレートを複製します。 Asana で「テンプレートを使用」をクリックし、「第 3 四半期のマーケティング KPI」や「カスタマーサクセス指標」など、イニシアチブに合わせてプロジェクトの名前を変更します。

2. 目標と KPI を定義します。 戦略目標ごとにセクションやタスクを追加します。 それぞれの下に、定義、担当者、ベンチマークなど、追跡する特定の KPI 指標をリストアップします。

3. カスタムフィールドを追加する。 カスタムフィールドを使用して、目標値、実績、ステータス (順調、要対応)、最終更新日などのデータを追跡します。 これにより、チームは最新のインサイトを一目で確認できます。

4. 更新の頻度を設定する。 繰り返しタスクを作成するか、フォームを使用して週次または月次の更新を送信します。 コメントを追加して、インサイト、ブロッカー、成功事例を共有します。

5. データを視覚化する。 チーム、目標、期間ごとに指標を追跡するためのダッシュボードを作成します。 チャート、グラフ、スコアカードを使用して、傾向やパフォーマンスをモニタリングします。

KPI の定義に役立つ Asana の機能

Asana の機能は、仕事を効率的に管理するための組み込み機能です。 KPI テンプレートを使用する際は、ダッシュボード、カスタムフィールド、オートメーションなどの機能を活用することで、パフォーマンスの追跡、傾向の可視化、チームの連携を容易に行えます。 Asana のすべての機能を見る。

ダッシュボード: 棒グラフ、円グラフ、時系列を使用して、KPI の傾向とステータスを 1 か所で可視化できます。

カスタムフィールド: タスクに構造化されたフィールドを追加して、目標値、実績、ステータスを追跡できます。

プロジェクトビュー: Asana では、KPI に関連する仕事をさまざまなかたちで可視化できます。 リスト、ボード、タイムライン、カレンダー、ガントビューを使用して、あらゆる角度から指標を管理できます。

フォーム: テンプレートボードに直接送信されるフォームを使用して、KPI の更新を標準化できます。

オートメーション: リマインダーやタスクの変更をトリガーするルールを設定して、手作業を減らします。

目標: KPI を戦略目標につなげ、会社の OKR に向けた進捗状況を追跡できます。

おすすめの連携

連携機能を使うことで、チームがすでに使用しているツールと Asana を連携できます。 ダッシュボードを作成したり、更新を自動化したりする場合、これらの連携を使用することで、KPI テンプレートを効率化できます。 すべての連携を見る。

Google スプレッドシート: KPI データをエクスポートして、カスタムレポート、チャート、Advanced 分析を作成できます。

Power BI: Asana や他のツールからリアルタイムの KPI データを取り込むダイナミックなダッシュボードを作成できます。

Salesforce: セールスの KPI を Asana のタスクと同期して、取引の進捗やパイプラインの更新を追跡できます。

Tableau: リアルタイムのデータ可視化を使用して、KPI の傾向から視覚的なストーリーを作成します。

Slack: KPI の更新や変更に関する通知を Slack チャンネルで直接受け取ります。

Zapier: リマインダー、アラート、データ同期など、Asana と KPI ツール間のタスクを自動化できます。

追跡すべき KPI の種類

目標、チーム、役割、業界によって、重要業績評価指標は大きく異なります。 ここでは、最も一般的なカテゴリをいくつかご紹介します。

• 財務関連の KPI:収益、純利益、売上総利益、キャッシュフローを追跡して、財務の健全性を測定します。

• 業務関連の KPI:生産性、所要時間、トランザクションあたりのコスト、プロセスの効率性を測定します。

• マーケティング KPI:コンバージョン率、ウェブサイトのトラフィック、SEO ランキング、エンゲージメント指標を監視します。

• セールス KPI:販売量、平均取引規模、リードから顧客へのコンバージョン率、パイプラインのカバレッジを追跡します。

• 顧客 KPI: NPS、カスタマーリテンション、解約率、平均解決時間に注目します。

• 人事関連の KPI:従業員の満足度、離職率、新規採用者の研修期間、トレーニングの完了状況を評価します。

KPI テンプレートを使用して、遅延指標 (収益など) と先行指標 (サイト訪問数など) の両方を含むバランススコアカードを作成します。

適切な KPI の選び方

十分な情報に基づいた意思決定を行うには、適切な KPI を選択する必要があります。 まずは、各 KPI を戦略的な Business Objective (戦略的な事業目標) や OKR (目標と主要な結果) と組み合わせます。 KPI はSMART (具体的 (Specific)、測定可能 (Measurable)、達成可能 (Attainable)、関連性 (Relevant)、期限 (Time-bound)) である必要があります。 目立ちたいだけの指標ではなく、実際のパフォーマンスを示す指標に焦点を当てましょう。

チームリーダーをプロセスに参加させ、チームメンバーが明確な期待値を持って共通認識を持てるようにします。 また、一度に追跡する指標の数が多すぎないようにし、目標ごとにいくつかの主要な指標に焦点を当てます。 適切な KPI を設定することで、チームのモチベーションを高め、マイルストーンをより早く達成できます。

KPI テンプレートに関するよくある質問