どのプロジェクト管理の手法やフレームワークが自分のチームの管理に向いているかがわからず、悩んでいますか?この記事を読めばその悩みは解決します。ウォーターフォール型、アジャイル型、かんばん型、スクラム型について、それぞれの概要、使い方、メリットとデメリットを挙げ、比較していきます。
ウォーターフォール、アジャイル、かんばん、スクラムはそれぞれプロジェクト管理とどのような関係があるのでしょうか?またどのような違いがあり、自分のチームに最適な手法を選ぶにはどうすればいいのでしょうか?
これらの用語の意味をこれから詳しく解説していきます。この記事ではこれらの 4 つのプロジェクト管理の手法の概要、メリットとデメリットを紹介し、比較を行います。
特定の疑問を解消するためにこの記事を読んでいる場合は、左側のリンクを使って興味のあるセクションにアクセスしてください。あるいは全文を読み、ウォーターフォール、アジャイル、かんばん、スクラムに関する知識を総合的に深めましょう。
ウォーターフォール型は各プロジェクトをいくつかのフェーズに分け、上から順番に進めていきます。前のフェーズが終わらない限り、その次のフェーズを始められません。通常、フェーズの最後にはプロジェクトマイルストーンが設定されていて、それを達成すると次のフェーズが始められるようになります。
チームが何を作るかによってウォーターフォール型プロセスのフェーズは決まりますが、通常は次のようなフェーズを経ることになります。
要件定義フェーズ。さらに細かく分析フェーズに分割されることもある
システム設計フェーズ
実装フェーズ。プロジェクトの種類により、開発フェーズ、コーディングフェーズとも呼ばれる
テストフェーズ
展開フェーズ。運用フェーズとも呼ばれる
保守フェーズ
この手法は、一つのプロジェクトフェーズから次のプロジェクトフェーズへと上から下へ流れていくように見えることから、ウォーターフォール (滝) と呼ばれています。
このプロジェクト管理手法を導入するには、事前にたくさんの計画と準備をしなくてはいけません。ウォーターフォール型のプロジェクト管理で重要なのは、しっかりとしたプロジェクト計画を立て、チームがプロジェクトの要件と制約を明確に理解した上で作業に取り掛かることです。ウォーターフォール型プロジェクトでは、いったん動き出してしまうと、予定の変更、変化への適応、エラーへの対応を行う余地があまりないからです。
綿密な計画を立てれば、明確で予測可能なワークフローで最終製品を成功させることができます。このプロジェクト手法は、アジャイルなどの他の手法に比べて柔軟性に欠けるものの、時間管理や進捗管理には最適です。
アジャイル型プロジェクト管理は、短いスプリントで作業を完了させる反復型の手法です。アジャイル手法は、柔軟なアプローチと継続的な納品を優先することで、予期せぬプロジェクトの変更にも柔軟に対応できますが、その結果、スコープクリープに悩まされることもあります。
アジャイル手法は、従来のウォーターフォール型のプロジェクト管理に対抗するために開発されました。2000年代初頭にソフトウェア開発が普及してくると、開発者はプロトタイプやプロジェクト管理に反復的なアプローチを必要とするようになり、アジャイル型ソフトウェア開発が誕生しました。
アジャイル型プロジェクト管理の導入における頼りになるリソースとしてアジャイルマニフェストが作成されており、この文書からアジャイルのメリットと原則を詳しく学べます。現在アジャイル手法はソフトウェア開発以外のプロジェクトでも利用されています。マーケティング、IT、イベント企画、製品開発においても、それぞれの産業に合うように適応および修正を行い、アジャイル手法を利用しています。
Asana でアジャイルチームを管理アジャイル型プロジェクト管理では、バックログ管理、スプリント、振り返りが反復して行われます。アジャイルの各スプリントは通常 2 週間続きます。
各スプリントは以下のフェーズを踏んで進みます。
まず、プロダクトオーナーは、プロジェクト管理ソフトウェアでプロダクトバックログを整理します。プロダクトバックログは、スプリント期間中に取り組む可能性のあるすべてのタスクを含むリストです。
スプリントの前に、プロジェクトチーム全員がスプリント計画に参加し、2 週間の期間中に取り組むべき最適なタスクを特定します。
スプリント期間中、アジャイルチームは頻繁にミーティングを行い、問題点やアクションアイテムについて話し合います。
スプリントが終わると、チームメンバーは集まってスプリントレトロスペクティブを行い、何がうまくいったのか、何を改善できるのかを振り返ります。
かんばんは、アジャイル型から派生した手法であり、より広範なアジャイルのコンセプトに基づいています。アジャイルの哲学は、適応的な計画、進化的な発展、早期納品、そして継続的な改善を信頼しています。このすべてをかんばんがサポートします。
プロジェクト管理におけるかんばんとは通常かんばんボードを指します。かんばんボードには作業の段階が列として記され、各列には個々のタスクが記載されます。かんばんボードについては後ほど詳しく説明します。
かんばんのフレームワークは柔軟性が高く、チームは時間の経過とともにより能動的に、より早くタスクに取り組めるようになります。
Asana でかんばんボードを作るかんばん方式は、1940年代後半にトヨタ自動車の技術者である大野耐一氏によって開発されました。この方式は数十年をかけてデジタル化や応用、改善を重ねてきました。現代のかんばんフレームワークはインターネットを活用し、視覚的に作業を管理します。
「かんばん」とは基本的にかんばんボードを指します。これは視覚的にプロジェクトを管理できるツールであり、かんばんメソッドの強みを引き出すものです。
かんばんボードには作業のさまざまな段階を表す列を記載します。そして、それぞれの列に個々のタスクと段階を記した「カード」を用意します。通常かんばんボードには、「To-Do」「進行中」「完了」などの列があります。
かんばんボードは、視覚的なプロジェクト管理の最も一般的な方式の 1 つです。かんばんボードは、プロジェクトを簡単に、一目で把握するために最も効果を発揮します。
記事: プロジェクト計画を視覚化する 3 つの方法: タイムライン、カレンダー、ボード視覚的なプロジェクト管理の手法としてかんばんボードを利用することでチームは次のような情報を一目で確認できます。
タスクや成果物
タスクの担当者
期限
優先度やタスクのタイプなどの関連タグ
タスクの詳細
コンテキスト
関連するファイル
かんばんボードは、チームが進行中の仕事を可視化するための柔軟な方法です。従来、かんばんボードの列は作業の段階 (To-Do、進行中、完了など) を表示します。そのため、クリエイティブリクエストやバグ追跡プロジェクトのような進行中のプロセスやプロジェクトを実行しているチームに人気のビジュアルプロジェクト管理ツールです。
しかし、かんばんボードの列をタスクの担当者別に表示したり、「スイムレーン」(担当範囲) を追加したり、期日を基に表示するように設定することもできます。
かんばんボードは仕事の可視化に効果的なため、ほとんどのプロジェクト管理ツールの主要コンポーネントです。チームにぴったりのプロジェクト管理ツールを選択する場合は、かんばんボードをビューとして提供しているかどうかを確認してください。さらによいのは、複数の方法で仕事を表示できるツールを探すことです。たとえば、Asana では、ボードビュー (かんばん)、タイムラインビュー、カレンダービュー、リストビューの 4 つの方法のいずれかで仕事を表示できます。
記事: Asana で仕事を可視化する 4 つの方法スクラムはアジャイルフレームワークの一つとしてよく利用されます。仕事の視覚化に用いられることが多いかんばんとは異なり、スクラムは完全なフレームワークであり、スクラム上で「チームを動かす」ことができます。竹内弘高氏と野中郁次郎氏が先駆けとなったスクラムフレームワークは価値観、役割、そしてガイドラインの設計図を提示し、チームが反復と継続的な改善に集中できるようにします。
柔軟性に関してはかんばんよりも劣りますが、スクラムはコラボレーションを実行し、より影響力の大きな仕事を成し遂げる上で有効です。
Asana でアジャイルチームを管理スクラムはアジャイルと同じようにソフトウェア開発チームを考慮して考案されましたが、製品、エンジニアリングなどの他の産業でも作業のスピードアップと効率アップを目指してスクラムが採用されています。
スクラムを実行するチームは通常、スクラムマスターを任命します。スクラムマスターは 3 つの異なるスクラムフェーズの進行を担当し、またメンバーの作業が順調に進むように取り計らう役目を持ちます。スクラムマスターは、チームリーダー、プロジェクトマネージャー、プロダクトオーナー、または、当該のスクラムに最も関心のある人が担当します。
スクラムマスターは一般的に次の 3 つのスクラムのフェーズを実行に移します。
フェーズ 1: スプリント計画。スクラムのスプリントは通常 2 週間ですが、もっと短いスプリントを実行することもできます。スプリント計画のフェーズでは、スクラムマスターとチームはチームの仕事のバックログを見て、スプリント中に達成すべき仕事を選択します。
フェーズ 2: デイリースクラムスタンドアップ。スクラムの期間中 (スクラムの「サイクルタイム」) に、チームは毎日 15 分間のミーティングを行い、進捗状況を確認し、割り当てられた仕事量が適切であるかどうかを確認するのがスクラムの慣例です。
フェーズ 3: スプリントの振り返り。スクラムが終了したら、スクラムマスターはスプリントの振り返り会議 (「レトロスペクティブ」) を開催して、どのような仕事が行われたかを評価し、やり残した仕事をバックログに戻し、次のスプリントに備えます。
スクラムの目標は、2 週間で何かを構築、納品し、それで終わりにすることではありません。スクラムは、チームがより大きな目標に向かって小さな一歩を踏み出す継続的改善の考え方を採用しています。スクラムは、仕事をより小さなチャンクに分割し、そのチャンクに取り組むことで、チームがより効率的に仕事の優先順位をつけて納品できるようにします。
スクラムを実行しているチームは、ルール、習慣、そして責任を明確に確立しています。さらに、毎日のスクラムミーティングをスプリント計画とスプリントレビュー (「振り返り」ミーティング) と組み合わせることで、チームは現在のプロセスを継続的に確認、改善できます。
スクラムは仕事のバックログを引き出し、スプリント計画ミーティングから始まるものです。スクラムに備わったこのシンプルな構造により、チームリーダーやプロダクトオーナーは、チームの最も重要な仕事を管理し、サポートできます。チームには、スプリントごとに限られた仕事量と時間があらかじめ設定されています。この段階で優先順位付けと責任の明確な提示を行うことで、チームメンバーは何を担当しているのかを常に把握した状態で仕事に取り組めます。
ここまで各手法とフレームワークを詳しく説明してきました。つづいてチームの目標達成に役立つ手法を見つけられるように、4 つの手法を比較していきます。
各メソッドのメリットとデメリットを知ることで、あなたのチームにぴったりの手法を選びやすくなるはずです。それでは早速メリットとデメリットを紹介していきます。
ウォーターフォール型は部門横断型のプロジェクトに有効です。この手法の大きな利点を挙げていきます。
プロジェクト開始前に計画を実施しスコープクリープを防ぐことができる
プロジェクトの各フェーズ間の進捗状況を把握しやすい
複数のプロジェクトに携わることができ、1 つのイニシアチブに完全に専念する必要はない
依存関係の管理が容易にできる
しかしウォーターフォール型の管理手法には特筆すべきデメリットがいくつかあります。
柔軟性に欠けるためプロジェクトリスクが高まる
フェーズ間で異なるメンバーがプロジェクトに携わる場合や明確な文書が存在しない場合、情報が失われる可能性がある
QA が終盤に行われる際、予期せぬバグが発生する可能性がある
顧客の関与が減ることで満足度が低下する恐れがある
アジャイル手法が浸透しているのは偶然ではありません。以下にアジャイル手法をチームが採用する大きなメリットをいくつか挙げていきます。
想定外の変化にもすぐに対応できる
顧客満足度を重視する
チームワークとチームメンバーの参加を重視することで強い内発的動機づけを引き出す
柔軟性に長けているものの、アジャイル手法を採用することでチームは次のようなデメリットに直面します。
スコープクリープが発生しやすく、プロジェクト予算が予想以上にかさむ可能性がある
顧客に関与する時間やキャパシティがない場合、顧客に関与してもらうことが難しい
チームメンバーはアジャイルスプリントのプロセスにのみ集中することで、他の業務に参加することができない
リモートチームの場合、アジャイル環境では思うように作業がはかどらない
多くのチームにとって、ウォーターフォールまたはアジャイルのどちらかが何らかの形でメリットとなりますが、ここではどちらの手法が最適かを判断するのに役立つ簡単な説明をご紹介します。
ウォーターフォール手法を活用すべき場面
連続的なプロジェクトに取り組んでおり、前のフェーズが完了しない限り、次のフェーズは開始できない場合
スコープクリープを徹底的にコントロールしたい場合
明確で効果的な計画を立てたい場合
プロジェクトを開始する前に、開発ライフサイクル全体を理解したい場合
短期間での納品よりも機能性を重視したい場合
アジャイルアプローチを活用すべき場面
アジャイル手法を気に入ったら、つづいてスクラム型管理手法がチームを動かす方法として適切かどうか判断していくことになります。
アジャイル手法とスクラムに関しては、どちらかを選ぶというよりも、アジャイルのフレームワークとしてスクラムを選択したいかどうかが問われます。
スクラムを使用しなくても問題はありません。スクラムはアジャイルのフレームワークのなかで最も利用されることが多いものの、スクラムの原則に従わなくてもアジャイルを活用できます。コラボレーションと柔軟性を重視するものの、スクラムの原則がチームにプラスに働かないと考えているなら、かんばんなどの他のフレームワークの利用を検討しましょう。かんばんに関しては後ほど詳しく説明します。
アジャイルは単体でも役目を果たしますが、スクラムマスターやデイリースタンドアップミーティング、2 週間ごとのスプリントで構成されるスクラムフレームワークを利用しない場合は、以下のベストプラクティスを考慮してスムーズなワークフローを実現するように心掛けましょう。
プロジェクトの規模を小さく保つ。スクラムのルールを採用しない場合、小さな目標を掲げ、小さなプロジェクトを立ち上げ、少人数のチームを結成する方が管理しやすくなります。
プロダクトオーナーを割り当てる。スクラムマスターがいない状態なら、プロジェクトの要件と必要なリソースに気を配る役割をチームメンバーの一人に割り当てるべきです。このチームメンバーはワークフローやプロジェクトの変更点、リソースの割り当てに関する質問に対応します。
定期的に会議を開く。少人数のチームで包括的で小さな目標を達成したいなら、毎週会議を開くべきです。会議でプロジェクトの進行状況を確認し、メンバー全員の翌週の目標を話し合うことで、士気とやる気を維持します。
総括を頻繁に行う。 週の目標について話し合う機会を設けることに加え、定期的に質を確認する取り組みもアジャイルチームには有効です。このような総括は注目するべきプロジェクトの情報を明らかにし、プロジェクトの総合的な品質を高く保つ上で効果的です。
つづいて、もう一つのアジャイルフレームワークのかんばんにスポットライトを当て、スクラムと比較していきます。
かんばんとスクラムはアジャイルメソッドにおいて特に話題に上がることが多いフレームワークです。スクラムとアジャイルには継続的な改善をチームに促すという共通点があります。
アジャイル方法論の中核的な考え方の 1 つは、柔軟性と継続的な改善です。このコンセプトは、製品、エンジニアリング、ソフトウェア開発チームがアジャイル哲学に惹かれる理由の 1 つになっています。継続的な改善は、かんばんとスクラムの両方において重視されます。
かんばんとスクラムはどちらも優れたチームコラボレーションツールです。チームが選択するフレームワークによってコラボレーションは異なるかもしれませんが、かんばんもスクラムも、基本的にはチームがより効率よく仕事をするための方法です。
この 2 つの手法にはいくつか共通点もありますが、大きな違いもあります。そこでスクラムとかんばんの違いをこれから挙げていきます。
スクラムはかんばんよりも細かく定義されている。スクラムは、チームが従うべき特定の「ルールセット」を含む、きちんと定義されたフレームワークです。かんばんは仕事の可視化に最も頻繁に使用されます。実際、多くのチームがかんばんボード上でスクラムを実行していますが、その場合でも、かんばんを実行しているというより、スクラムを実行していることになります。かんばんはルールのある「方法論」ではなく、仕事を可視化するための手段として考えるのが妥当です。
スクラムは時間に縛られ、かんばんは柔軟性がある。スクラムは 2 週間の仕事のサイクルであるスプリントで実行されます。そして、スプリントの終わりには、仕事の内容にかかわらず、いくつかの仕事が完成した状態になっています。かんばんボードには必ずしも開始日や終了日が必要ではありません。実際、Asana では進行中のプロセスを表すためにかんばんボードを最も頻繁に使用しています。
かんばんボードの列は、さまざまな方法で整理できる。スクラムを実行する際には、仕事が段階を経ていく過程の追跡が重要です。しかし、スクラムベースではないかんばんボードの中では、ボードの列は仕事のステータスだけでなく、さまざまな仕事の種類を表すことができます。毎月達成する仕事を表す列を設定したり、過去の特定の月に達成した仕事を記録する振り返りかんばんボードを作成したりもできます。かんばんボードの列は、より明確なルールがあるスクラムとは異なり、必要に応じて自由に設定できます。
チームがどのような場合にかんばん、スクラム、または他の形式のビジュアルプロジェクト管理を使用すべきかという正確なルールはありません。しかし、以下の条件に合致しているかどうかを考えることで、かんばんが自分に合っているかどうかを判断しやすくなります。
チームにはビジュアルなプロジェクト管理システムが必要だ
プロジェクトのステータスが一目でわかる方法を探している
エンジニアリング、製品、ソフトウェア開発チームに所属していない
進行中のプロセスやプロジェクトを実行している
ほとんどの仕事が短期間で制作されていない
スクラムのフレームワークを採用しないことにしても、そのフレームワークからインスピレーションを得ることはできます。たとえば、仕事を 2 週間のスプリントに限定したくないと思うかもしれませんが、仕事のバックログを残しておくことは、チームがタスクをよりよく理解し、そして仕事の優先順位を設定することに役立ちます。かんばんの醍醐味は、自分に合ったものを引き出して、それ以外のものを破棄できることです。
スクラムは、プロセス全体を整理し、優先順位をつけるための強力な方法です。すべてのチームがスクラムで大成功を収めるわけではありませんが、以下の条件に合うなら、スクラムの恩恵を受けることができるかもしれません。
エンジニアリング、製品、ソフトウェア開発、またはアジャイルベースのチームに所属している
チームにはもう少しかっちりとした構造があってもよいと思う
処理しなければならない大量の仕事のバックログがある
納期を短くし、成果物を細分化することによって、チームのモチベーションを高められる
チームの誰かがスクラムマスターになることにコミットしている
お忘れなく: かんばんボードでスクラムを実行することはいつでも可能です。
デイリースタンドアップミーティングを効果的に開催し、優れたスプリント計画や振り返りを行うためには、作業を段階的に可視化し、進行中のすべての作業を追跡する強力な方法が必要です。かんばんボードは、スプリントのバックログに取り組み、スプリント中の仕事の流れを整理するのに役立ち、すべてのスクラムのサイクルを成功に導きます。
実際、かんばんボード (スクラムボードと呼ばれることもあります) でスクラムを実行しているチームでは、スクラムのスプリントのたびに新規のボードを作成することが頻繁にあります。その理由は 2 つあります。
スプリントごとに新規のボードを作成するチームは、何もない状態から始めることができます。これにより、スクラムマスターとスクラムチームは、スプリントごとに新たに行うべき仕事を可視化しやすくなります。
スクラムマスターは過去のスクラムボードを使用して、各スクラムサイクルでどのような仕事が達成されたかを追跡します。チームがスクラムを導入する大きな理由は、プロセスを改善して効率化するためですので、自分が何を達成したかを振り返ることが役立ちます。
最も重要なことは、チームとプロジェクトに合った手法、フレームワーク、ツールの組み合わせを見つけることです。
Asana でかんばんボードを作るウォーターフォール型を導入するのであれ、アジャイルアプローチを採用するのであれ、またはスクラムやかんばんボードを使ってチームを動かすのであれ、仕事を一元管理する必要があります。
作業の担当者や期日をチームメンバーが明確に理解していれば、それぞれの作業計画を正確に立て、成果物を納品できるようになります。
準備ができたら、Asana を使ってみてください。Asana はチームが仕事を整理し、プロセスを追跡し、目標を達成できるワークマネジメントツールです。
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