ビジネスを取り巻く外部環境に変動が起きると、組織は大きな変化に備える必要があります。そのプロセスを始める手掛かりとしておすすめなのが、PEST 分析テンプレートの活用です。
PEST 分析は、ビジネスに影響しうるあらゆる外部要因の分析に役立つリサーチツールです。
PEST は、「政治 (Political)」「経済 (Economic)」「社会文化 (Socio-cultural)」「技術 (Technological)」の頭文字をとった用語です。これらは、組織がビジネス上の判断を下す際に考慮に入れるべき外的要因です。PEST に「環境 (Environmental)」と「法律 (Legal)」を加えた PESTEL という言葉もあります。
PEST 分析テンプレートは、チームで定期的な PEST 分析を行う際に繰り返し使用できる、分析の骨組みを定めたフォーマットです。製品の拡大、マーケットの変更などで、チームで新たに PEST 分析を行う際は、毎回 PEST 分析テンプレートを使用します。チームがビジネスの外部環境について積極的に情報収集している場合も同様です。
PEST 分析テンプレートを使用することで、分析を行うごとに、形式の揃ったレポートを作成できます。レポートの形式が一貫していると、環境のトレンドの追跡が可能になり、今後の状況変化に応じて発生する問題を予測できるようになります。
PEST 分析テンプレートには、通常、各頭文字のセクションが四分割またはかんばん形式のボードにまとめられています。プロジェクトマネージャーは PEST 分析テンプレートを複製し、複製したテンプレートを新しいブレーンストーミング用のボードとして使用します。チームメンバーは、このボードの該当するセクションや列に潜在的なリスクを書き込みます。たとえば、ビジネスに影響する新しい法律は、「政治」列の下に追加します。
ボードビュー: ボードビューとはプロジェクトの情報を複数の列で表示するかんばんボード形式の表示スタイルです。「To-Do」「進行中」「完了」など、タスクのステータスに基づいて整理するのが一般的ですが、各列の扱いはプロジェクトのニーズに合わせて調整できます。それぞれの列ではタスクはカードとして表示され、タスク名、期日、カスタムフィールドなどの関連情報も併せて表示されます。タスクは進行するにつれてステージを進んでいくので、プロジェクトの進捗を一目で確認できます。
ポートフォリオ: ポートフォリオを使用すると、チームの複数のプロジェクトを 1 つのビューにまとめて簡単に整理し、管理できます。すべてのプロジェクトの進捗を俯瞰的に把握し、詳細を確認したりリスクに対処したりできます。さらに、プログラムを横断してステータスの最新情報を共有し、関係者に随時伝えられるため、進捗会議を開く必要がありません。
プロジェクトの概要: プロジェクトの概要は、プロジェクトの重要な背景状況をすべて 1 か所でまとめて把握できる場所です。プロジェクトの作業内容、目的、方法について、チームが俯瞰的に確認できます。プロジェクトの説明を追加し、Asana を使ってどう共同作業するか、方向性を決めます。次に、会議の詳細、コミュニケーションチャネル、プロジェクトの要旨など、重要なリソースや背景情報を 1 か所で共有します。
カスタムフィールド: カスタムフィールドは、仕事のタグ付け、ソート、絞り込みに最適な手段です。優先度やステータス、メールや電話番号など、追跡が必要なあらゆる情報に対してそれぞれカスタムフィールドを作成できます。カスタムフィールドを使用して To-Do をソートし、スケジュールを組むことで、何から手を付けるべきかが一目でわかります。また、さまざまなタスクやプロジェクトを横断して同じカスタムフィールドを使用すれば、組織全体で一貫性のある管理ができます。
Google Workspace: Asana タスクウィンドウに組み込まれた Google Workspace ファイル選択機能を使って、Asana のタスクにファイルを直接添付しましょう。マイドライブ内のファイルを、数クリックで簡単にタスクに添付できます。
Dropbox: Asana タスクウィンドウに直接組み込まれた Dropbox ファイル選択機能を使って、Asana のタスクに直接ファイルを添付できます。
Microsoft Teams: Microsoft Teams と Asana の連携を使用すれば、必要な情報を Teams から直接検索し、共有できます。Teams の会話を Asana の実行可能なアイテムにつなげるのも簡単です。また、Teams の会議中に、ブラウザーを切り替えずに、タスクの作成、割り当て、表示ができます。
Slack: Slack 上にあるアイデアや仕事のリクエスト、アクションアイテムを追跡可能な Asana のタスクやコメントに変換できます。ちょっとした質問やアクションアイテムが、期限と担当者つきのタスクに変わります。仕事を簡単に取り込めるので、やるべきことが Slack の中に埋もれて迷子になることはありません。
Asana でカスタマイズ可能なテンプレートを作成する方法をご紹介します。今すぐ無料で始めましょう。