プロジェクトマネージャーになるために知っておくべきすべてのこと

寄稿者 Sarah Laoyan の顔写真Sarah Laoyan2021年6月15日00
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転職または求職活動を行うと目にするのが、プロジェクト管理スキルを要する求人案件です。しかしそれは実際何を意味するのでしょうか?その職務に応募する資格として、プロジェクト管理の資格認定を取得する必要があるのでしょうか?希望する仕事の役職名が「プロジェクトマネージャー」でなくてもプロジェクト管理スキルを習得する理由があるのでしょうか?

プロジェクト管理のプロフェッショナルであることは、必ずしも「プロジェクトマネージャー」という肩書きがあることを意味するものではありません。実際、プロジェクト管理の対象には幅広いスキルが含まれ、その内の何らかのスキルを備えていれば、貴重な候補者として見なされる可能性があります。幸い、プロジェクトマネージャーとしてよい仕事ができるようになるまでに何年も経験を経る必要はありません。以下に、効果的なプロジェクト管理のプロフェッショナルになるために必要なものについて紹介します。

プロジェクト管理スキル

優れたプロジェクトマネージャーになるために高める必要があるスキルには、ハードスキル、ソフトスキル、テクニカルスキルの 3 種類があります。

プロジェクト管理のハードスキル

ハードスキルとは、トレーニングにより身に付けられる特定のスキルを指します。多くの場合、それらは実務経験を通じて習得できる、職務に特有のスキルです。職務によっては、以下のようなプロジェクト管理のハードスキルを身に付けられます。

記事: 成功するために欠かせない 25 のプロジェクト管理スキル

プロジェクト管理のソフトスキル

ソフトスキルとは、専門的ではないスキルです。ソフトスキルがあれば、特定のツールや技術要件がなくても、貴重な候補者と見なされます。ソフトスキルは、効果的なコラボレーションやチームワークを可能にするため、「ヒューマンスキル」または「対人能力」とも呼ばれます。

以下に、効果的なプロジェクトマネージャーが有するソフトスキルをいくつか紹介します。

プロジェクト管理のテクニカルスキル

テクニカルスキルとは、特定のソフトウェアまたは機器の使用を必要とするスキルを指します。また、スクラムやアジャイルなど、特定手法のプロセスを理解していることを意味する場合もあります。

以下に、プロジェクトマネージャーが有し得るスキルをいくつか紹介します。

プロジェクトマネージャーになる方法

プロジェクト管理を経験する機会を求めている場合、最初のステップとして、現在の職務において初のプロジェクト管理をボランティアで引き受けられます。小規模なイベントの企画など、終了日が明確なプロジェクトが初のプロジェクトとしては最適です。プロジェクト管理スキルは、非常に多様な領域で活用されているので、初めて挑戦する場合にも、プロジェクト管理に特化した職務に就いている必要はありません。

プロジェクトマネージャーの役割と責任

プロジェクト管理のキャリアパスは十人十色です。スタートを切る前に何年も経験を経る必要はありません。しかし、プロジェクト管理のキャリアを始動するために受けられるプロジェクト管理のコースや資格認定はあります。

プロジェクト管理のキャリアを目指すにあたって

プロジェクト管理のキャリアをスタートすることに関心があるなら、特定分野の学位は必要ありません。修士号を要するプロジェクト管理の求人も一部ありますが、ほとんどの場合には正式な学歴や要件は求められません。よいプロジェクトマネージャーになることは、何を専攻するか (または専攻しないか) に関わらず達成が可能です。

スタートを切ったばかりであれば、プロジェクト管理のキャリアの土台を築くために受講できるオンラインのコースはたくさんあります。以下に、入門レベルのプロジェクト管理のオンラインコースをいくつか紹介します。

新しい職務をすでに開始している場合には、実務的なプロジェクト管理経験をもっと積むためにできることは何か、上司に尋ねましょう。まずは先輩プロジェクトマネージャーについて慣れること、またはクラスを受講することから始められるように、上司が手配してくれるかもしれません。ゆくゆくは、先輩や上司のサポートを伴わないプロジェクト管理も任されるかもしれません。

プロジェクト管理の資格認定

社内のプロジェクト管理のポジションに応募する前に資格の認定を取得することが必要な職務も一部あります。その場合、履歴書に書けば有利になるコースを任意で受講できますが、一点小さなデメリットがあります。それは、資格認定や正式な授業の受講料が必ずしも安くはない点です。希望するポジションに応募するために、自分の予算を超える特定の資格認定が必要な場合には、その費用負担を軽減するために補助を得られないか会社の制度を確認してみましょう。

たとえば以下のようなプロジェクト管理の資格認定に応募できます。

CAPM 資格認定

CAPM (The Certified Associate in Project Management) の資格認定は、プロジェクト管理の基礎レベルの資格を求めている方に最適です。

プロジェクトマネジメント協会 (PMI) は、学生を対象に、会費と CAPM 受験料を組み合わせて割引価格で提供しています。

CAPM 資格認定を申請するには、以下の応募資格を満たす必要があります。

  • 中等教育を修了している必要がある (高校卒業証書、準学士、または各国においてそれに相当するもの)

  • 受験時までに、プロジェクト管理の研修を 23 時間修了

PMP 資格認定

PMP (Project Management Professional) 認定試験は、世界有数のプロジェクト管理の認定資格です。この認定資格は、プロジェクトのリーダーシップの経験と業界を横断する専門知識を認証するものです。

PMP 試験を受けるには、以下の応募資格を満たす必要があります。

  • 4 年制の大学の学位を有すること

  • プロジェクトの統率を 36 か月以上経験している

  • プロジェクト管理の教育 / 研修 35 時間または CAPM 資格認定を経ている

または

  • 高校卒業証書、準学士 (または各国においてそれに相当するもの) を有している

  • プロジェクトの統率を 60 か月以上経験している

  • プロジェクト管理の教育 / 研修 35 時間または CAPM 資格認定を経ている

PRINCE2 資格認定

PRINCE2 (PRojects IN Controlled Environments: 管理環境におけるプロジェクト) の資格認定では、Fondation (基礎)と Practioner (実践) の 2 種の資格レベルを取得できます。

Foundation レベルの資格認定では、PRINCE2 の基礎を身に付け、Practitioner レベルでは具体的なプロジェクト管理のシナリオを使い、具体的なニーズに対してその原理を応用する方法を学びます。PRINE2 の Foundation レベルの資格認定を受けるために他の資格を持っている必要はありません。

PRINCE2 の Practioner レベルの資格認定を受けるには、下記の資格認定の内 1 つに合格している必要があります。

  • PRINCE2 の Foundation レベル

  • PMP (Project Management Professional)®

  • CAPM (Certified Associate in Project Management)®

  • IPMA レベル A® (Certified Projects Director)

  • IPMA レベル B® (Certified Senior Project Manager)

  • IPMA レベル C® (Certified Project Manager)

  • IPMA レベル D® (Certified Project Management Associate)

スクラム資格認定

スクラムは、エンジニアリングチームや開発チームにより広く使用されているプロジェクト管理手法です。開発チームにおいてスクラム手法を使用すると、適応性が培われ、製品改善が促進されます。

スクラム手法のさまざまなポジションに対して資格認定を受けられます。スクラムのポジションを対象とする資格認定には以下のようなものがあります。

  • プロフェッショナルスクラムマスター

  • プロフェッショナルスクラムプロダクトオーナー

  • プロフェッショナルスクラムデベロッパー

  • スケールドプロフェッショナルスクラム

  • プロフェッショナルアジャイルリーダーシップ

  • プロフェッショナルアジャイルリーダーシップ—エビデンスベースドマネジメント

  • プロフェッショナルスクラム + かんばん

  • プロフェッショナルスクラム + ユーザーエクスペリエンス

各種のプロジェクト管理手法

パズルの解き方が 1 つだけではないのと同様に、プロジェクトを管理する方法も 1 つではありません。幸い、プロジェクト管理のツールや手法にはさまざまなものがあるので、自分のチームに最適なものを選び、プロジェクトのあらゆる要素を管理できます。

7 つの一般的なプロジェクト管理手法

アジャイルプロジェクト管理

アジャイルプロジェクト管理は、一直線に進むのではなく、変化する状況に合わせて戦略を柔軟に調整する反復的なプロセスです。アジャイルプロジェクトのライフサイクルは、一般的に「スプリント」と呼ばれる漸進的なステップから成ります。

アジャイルプロジェクトのマネージャーは、プロジェクトの単一のサブセクションのみに集中できるように、各スプリントのタスクの優先度を決定します。チームが正しい方向に進んでいるか確認し、逸れている場合には迅速に方向修正できるように、リフレクション (内省) と呼ばれる振り返りの期間を必ず設けます。

アジャイルのフレームワークを使用する方法は複数あります。最も一般的なフレームワークを下記に 2 つ紹介します。

スクラムプロジェクト管理

スクラムは、タスクのバックログを管理するプロダクトオーナーが一人必要となるプロジェクト管理の一種です。このプロダクトオーナーは、スクラムマスターとも呼ばれ、バックログのタスクに数値を割り当て、各スプリントの作業量を均等に分割します。タスクに割り当てられる数値の一般的な例は、1 つのバックログタスクを完了するために約何時間かかるかです。

スクラムマスターが各タスクを評価し、その優先順位を決定した後、チームはそれらのタスクを設定されたスプリントの期間内に完了します。それらのタスクを完了後、チームと関係者はスプリントを振り返り、完了した仕事を評価し、次回のスプリントに向けて変えるべきことを検討します。

記事: スクラムは初めてですか?ここから始めましょう

かんばんプロジェクト管理

かんばんプロジェクト管理の手法は、アジャイル手法の一環としてぴったり合う継続的改善に基づいて構築されたプロセスから派生したものです。

かんばんボードは、チームの仕事を可視化できる視覚的なプロジェクト管理です。かんばんボードでは、To-Do、進行中、完了など、仕事の特定のステージを表す列ごとに仕事が整理されます。スプリントの進行に伴い、チームメンバーはバックログからカードを選択し、タスクの完了に伴いカードを適切な列に移動します。

記事: ビギナーズガイド: かんばんボードとは?

ウォーターフォールプロジェクト管理

ウォーターフォールプロジェクト管理は、非常に直線的なワークフローである点で、アジャイルとは異なります。このプロセスは、アジャイルと比べはるかに長い計画期間を要し、最終製品における大幅な変更が想定されない建築などの業界でよく使用されます。後のタスクは前のタスクが終わるまで開始されません。

プロジェクトを開始する前に、プロジェクト開始前に行うべきステップを必ずすべて文書にまとめましょう。それによりミスやエラーを最小限にとどめられ、すべてが計画通りに進めば時間を節約できます。このプロジェクト管理の形態は、物理的な製品の開発においてよく使われます。ソフトウェアなど最終製品がデジタル化されるものである場合、この手法は今ではあまり効果的ではありません。

プロジェクト管理について詳しくご覧になりたい方へ

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