知っておくべきマーケティングの種類 19 選

寄稿者 Sarah Laoyan の顔写真Sarah Laoyan2021年9月30日00
facebooktwitterlinkedin
マーケティングの種類記事バナー画像

概要

マーケティングは、ビルボードや広告を使うというだけのものではありません。企業が製品やサービスをターゲット市場に伝えるための戦略として使用されるものです。そうしたメッセージは、さまざまなマーケティング戦略を使って伝えることができます。この記事では、最も一般的に使用される 19 種類のマーケティングとそれぞれの用途について解説していきます。

マーケティングチームが製品やサービスの利点を一般社会に伝えるために使用する戦略はさまざまなものが存在します。しかし、最適な戦略とはどのようなものでしょうか?この記事では、次のマーケティング計画で試行できる 19 種類のビジネスマーケティング戦略をご紹介します。

マーケティングとは?

米国マーケティング協会は、マーケティングを「マーケティングとはお客様、クライアント、パートナー、そして社会全体にとって価値のある提供物を作成し、伝達し、提供し、交換するための活動、一連の制度、およびプロセス」として説明しています。

この定義はとても広義なものであるため、マーケティングの世界はテクノロジーの拡大に合わせてどんどん広がっていきます。私たちのニーズが変わり、発展するにつれ、企業が使用するマーケティング戦略も変わり、発展していきます。 

ラジオで耳にする広告や、外で目にするビルボードがマーケティングのすべてではありません。マーケティングは、企業がオーディエンスとコミュニケーションを取り、ブランドを確立させるための手段でもあります。企業のマーケティング戦略は、反復的に行われるものであり、戦略はオーディエンスのニーズに合わせて変化していきます。

マーケティング向けの Asana を試す

19 種類のマーケティング

マーケティングは、1800 年代から行われてきました。企業が使用できるマーケティング手法は多岐に渡ります。最も効果的なマーケティング戦略は、慎重に市場調査を行い、ターゲットオーディエンスに関する理解を得た上で考案されたものです。以下に、一般的なマーケティング手法をいくつかご紹介します。

B2C マーケティング 

B2C マーケティングは、"Business to Consumer" の略であり、ターゲットオーディエンスが製品やサービスを購入する直接的な消費者であることを意味します。製品の種類にもよりますが、B2C 製品のセールスサイクルはとても短くなる場合があり、顧客の意思決定プロセスもさほど複雑なものではありません。

私たちが目にする広告の多くは、B2C マーケティングの種類です。B2C マーケティングの戦略には以下のようなものがあります。

  • キャンディーバーのテレビ広告

  • アパレルショップの Instagram 広告

  • ショップのダイレクトメールクーポン

記事: マーケティングと広告の違いとは?

B2B マーケティング

B2B マーケティングは、"Business to Business" の略で、企業のターゲットオーディエンスが他の企業であることを意味します。B2B マーケティングでは、B2C と比べると購入サイクルがかなり長くなることが一般的であり、顧客の要望とニーズを満たす上で極めて戦略的なアプローチがとられます。また、B2B における購入では、購入の意思が極めて強くなる傾向にあり、ターゲットオーディエンスは、最終製品を購入する前に細かく調査を行うということを意味します。

B2B 戦略の多くは、デジタルに実施されます。B2B マーケティングは従来のプラットフォームを活用する場合もありますが、一般的に B2B 戦略はデジタルチャンネルで効果を発揮します。

以下は B2B マーケティングの例です。

  • トレードショーのイベントマーケティング

  • インバウンドマーケティング戦略

  • 顧客に合わせたマーケティングキャンペーン

これまで一般的に使用されてきた 10 種類のマーケティング

従来のマーケティングには、1800 年代にマーケティングそのものが考案されて以来活用されてきた数々の戦略が含まれます。そうした戦略は目につきやすく、ターゲットが絞られていない場合があります。これまで一般的に使用されてきた 10 種類のマーケティング戦略を見てみましょう。

1. アウトバウンドマーケティング

マーケティング戦略が「アウトバウンド」と呼ばれる場合は、メッセージを伝達する方法に焦点が当てられています。アウトバウンドマーケティングとは、企業がオーディエンスとメッセージを共有することです。ビルボードは、アウトバウンドマーケティングのよい一例です。この場合、企業は車で通りかかる人々と特定の情報を共有しようとしています。

2. パーソナライズされたマーケティング

パーソナライズドマーケティングとは、企業が過去のデータを用いて顧客のために体験をパーソナライズすることを言います。これには、マーケティング資料に顧客の名前が使用されたダイレクトメールやお客様が普段から購入している商品のクーポンを提供するスーパーマーケットなどが含まれます。 

3. ダイレクトメール

ダイレクトメールとは、企業が特定の住所に広告を送付することを言います。そうすることにより、企業は特定のエリアに的を絞ることができます。スーパーマーケットの週間広告は、ダイレクトメールのよい一例です。 

4. パートナーマーケティング 

パートナーマーケティングは、2 つの企業が協力し合い、1 つのまとまったメッセージを作り上げることが必要とされます。よくある例として、別の企業の何らかの事業に資金提供をする企業が挙げられます。たとえば、カフェが Google の好意により Wi-Fi を無料で提供する場合などがこれにあたります。

5. テレマーケティング

テレマーケティングとは、企業が個人に直接電話をかけることを言います。これは、未だに使用されている手段ではありますが、携帯電話やナンバーディスプレイ (コーラー ID) が一般化したため、このマーケティング戦略が効果を発揮することは少なくなっています。

6. 広報 (PR) マーケティング

PR マーケティングとは、ニュースソースと提携してビジネスの評判を高める戦略のことです。PR マーケティングは、企業が新製品をリリースする、経営陣を大幅に入れ替える、事業の拡大を発表するときなどによく使用されます。

PR マーケティングは、製品の販売を直接促進することはないかもしれませんが、ビジネスのブランド知名度を高める上では有効な手段です。ビジネスバイヤーによっては、競争環境における対象企業の位置付けに関する知識を基に意思決定を行う場合があるため、この種のマーケティングは特に B2B マーケティングに関連します。

7. 口コミマーケティング

口コミマーケティングは、自分のビジネスを既存の顧客が新しい顧客に紹介してくれることを頼りにするマーケティング戦略です。これは、顧客が手間のかかる作業を行ってくれることに依存するため、思うように進めるのは難しい戦略と言えます。 

顧客に友人などを紹介していただくために、事業を紹介してくれた際に割引やボーナスといったインセンティブを提供するという方法が一般的に使用されています。ヘアサロンやスポーツジムなど、クライアントベースの小規模のビジネスで使われるのがよく見られます。食事の配達サービスなど、サブスクリプションベースのサービスでも普及しつつあります。友人を紹介すると、紹介した本人と友人の両方に何らかの割引が与えられる場合があります。

8. ステルスマーケティング

ステルスマーケティングとは、宣伝と気づかれないように、製品やサービスを宣伝する行為のことです。よい一例として、映画やテレビ番組で特定の製品を使用する行為が挙げられます。ショーに登場する特定のキャラクターが一定の種類のコンピューターしか使用しなかったり、一定の種類の車しか運転しなかったりする場合があります。これは、その企業がそうした製品をショーで使用してもらうためにお金を支払っているためです。

9. ブランドマーケティング

ブランドマーケティングは、長期的なマーケティング手法で、認知度を高め、よい評判を築くことを目的とします。ビジュアルブランディングからトーンやボイスにいたるさまざまな要素が含まれます。

ブランドマーケティング戦略の効果を評価するために、企業はブランド知名度を追跡します。この指標により、一般人がそのブランドをどの程度知っているかを評価します。 

10. コーズマーケティング

コーズマーケティングとは、企業がブランドのコアバリューを強化する手段として特定のコーズ (社会的大義) を支援する戦略のことです。売上の 1% を地球の自然環境の回復と保護に充てると誓約する Patagonia 社がよい例です。 

7 種類の人気のデジタルマーケティング

デジタル形式で実施されるすべてのマーケティング戦略がデジタルマーケティングに該当します。上述の戦略は、オフラインで行われる場合とデジタルで行われる場合がありますが、次に紹介する 7 種類のマーケティングはオンラインでのみ実施されます。

記事: 12 日間でデジタルマーケティング戦略を構築する方法

1. インバウンドマーケティング

インバウンドマーケティングとは、メッセージを共有する代わりに、見込み顧客に自社を見つけてもらうための戦略です。長期的な戦略であり、見込み顧客にマーケティングファネルのステップを進んでもらうためのさまざまなデジタルマーケティング手法が実施されます。 

インバウンドマーケティングでは、見込み顧客にブランドや企業について知ってもらい、頻繁に接していただくために、検索エンジン最適化 (SEO) 戦略やコンテンツマーケティング、メールマーケティングが使用されます。

2. 検索エンジンマーケティング

検索エンジンマーケティングとは、Google などの検索エンジンを活用する戦略です。クリック報酬型 (PPC) 広告やおすすめの記事など、有料広告が含まれます。また、Google の検索結果で上位表示されることを狙って最適化されたコンテンツを制作するといったオーガニック SEO 戦略も含まれます。 

3. コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングでは、電子書籍やウェビナーなど、見込み顧客に頻繁にブランドと接していただくためのコンテンツを制作します。見込み顧客にメールアドレスなどの情報を提供していただくことにより、企業が継続的に異なる手段を使って宣伝できるようにすることが、コンテンツマーケティングの狙いです。

4. アフィリエイトマーケティング

アフィリエイトマーケティングとは、企業が外部ウェブサイトでの紹介により発生した売上に対してその外部ウェブサイトにコミッションを支払うという戦略です。一般的に、消費者のターゲット層を細かく絞りこむインフルエンサーマーケティングの戦略と組み合わせて活用されます。

5. SNS マーケティング

SNS マーケティングでは、メッセージを共有する主なチャンネルとしてソーシャルメディアプラットフォームが使用されます。有料広告やオーガニックコンテンツ、ユーザーが生成したコンテンツなどが該当します。e コマースビジネスでよく使用されます。

SNS マーケティングは大きな話題となる場合があります。たとえば、第 47 回スーパーボウルの最中にブラックアウト (停電) が起きたとき、ナビスコ社のオレオのチームはその状況にぴったりのジョークを Twitter に投稿しました。たった 1 つのツイートが Oreo ブランドに注目を集めました。これは、バイラルマーケティングの一例です。

記事: SNS コンテンツカレンダーを 6 つのステップで作成、管理するためのガイド

6. メールマーケティング

メールマーケティングとは、メールを使って見込み顧客にマーケティングメッセージを送る戦略です。B2B と B2C マーケティング戦略の両方で使用され、ターゲット市場に狙いを定める最も効果的な手段の 1 つです。マーケティングメッセージを簡単に細分化できるのが大きなメリットの 1 つです。どのメッセージにどのオーディエンスがよく反応するのかを調べたい場合には、もってこいのマーケティング戦略です。

7. モバイルマーケティング

モバイルマーケティングでは、プッシュ通知やテキストメッセージを使ってマーケティングメッセージを送信します。この手段は、ユーザーにアプリを開いてもらい、アプリを毎日使用するユーザーの数を増やしたり、メールの場合と同様に割引付きのクーポンを共有したりするなど、さまざまな目標を達成するのに使用できます。この種のマーケティングには、顧客の電話番号が必要であり、その情報はメールアドレスよりも取得しにくいというデメリットがあります。 

イベントマーケティングを行う 2 種類の方法

近年、イベントマーケティングは大きく変化しましたが、対面の場合でも、バーチャルの場合でも、相手に直接会うという戦略が極めて効果的なマーケティング戦略であることに変わりはありません。以下に、イベントマーケティングのサブセットで、見込み顧客の記憶に残る体験を作り上げる上で便利なものをいくつかご紹介します。

1. 体験型マーケティング

体験型マーケティングとは、製品やサービスを宣伝するための取り組みとして、何らかの体験イベントを行うマーケティング活動のことです。個人を対象に没入型体験を演出できるかたちでテレビ番組や映画を宣伝する際によく使用される手法です。

体験型マーケティングのもう 1 つのよい例にポップアップイベントがあります。限定的なエンゲージメントであるため、イベント自体にある程度の緊迫感と特別な雰囲気が感じられます。

2. インタラクティブマーケティング

インタラクティブマーケティングとは、イベントや対面でのやり取りに何らかのインタラクティブな要素を伴うマーケティング戦略です。よく使われるテクニックの 1 つとして、賞金獲得を目指してルーレットを回したり、ビンゴ大会をしたりするなど、何らかのゲームが行われます。トレードショーや他の対面イベントでよく見られます。

ダウンロード: Asana を使ったイベント管理の完全ガイド

ワークマネジメントツールを使ってマーケティング手法を計画し、実行しましょう

複数の異なるタイプのマーケティングキャンペーンを同時に実施するとなると、管理するのに苦労するかもしれません。チームのマーケティング活動をうまく管理するために、ワークマネジメントツールを使ってすべてのマーケティング戦略を計画し、実行するという便利な方法があります。Asana を使ってマーケティングプロジェクトを管理する方法について詳しくご覧ください。

関連リソース

記事

9 steps to craft a successful go-to-market (GTM) strategy