資金を調達し、ミッションを果たすために、非営利団体も他のビジネスと同様に事業計画に頼るものです。しかし、営利団体と同じように運営されていたとしても、非営利団体の事業計画では少し異なる側面に注力する必要があります。非営利団体がミッション達成に向けて資金を投入していることを寄付者、取締役、政府機関が確認するので、団体の現金支出を透明化することが非常に重要です。このページでは、非営利団体向けのカスタムテンプレートに何を含めるべきか、そしてテンプレートを使用してどうミッションを進めていくかをご紹介します。
非営利団体向け事業計画テンプレートでは、非営利団体の戦略的な概要を示します。これは、役員やコアミッションといった、組織に関する俯瞰的な情報すべての内訳を示すものです。非営利団体向け事業計画テンプレートを使用して、スタッフ、外部役員、潜在的な寄付者、政府の資金提供機関に、あなたのミッションと戦略の概要を伝えましょう。
非営利団体向け事業計画テンプレートは、戦略計画テンプレートとは若干異なります。主な違いは、戦略計画テンプレートが全体的な道筋を示すものであるのに対し、事業計画テンプレートは行動に即したものであることです。戦略計画テンプレートは、ウェブサイトに掲載する包括的な戦略のように、組織のミッションを追求するための全体的なアプローチを示す、一般に公開できる戦略プランを作成するために使用します。
事業計画と戦略計画のテンプレートでは、コアミッションなどの一定のセクションが共通します。ただし、非営利団体向け事業計画テンプレートには、資金調達計画やマーケティング戦略などの、関連するアクションプランも含めなければなりません。通常、事業計画は、一般の人々とではなく、社内やパートナーのステークホルダーと共有するものです。非営利団体向け事業計画は、ミッション追求のために自分たちが現在何をしていて、さらに進めるためにどのようなステップを踏んでいくのかを教えてくれる、ロードマップや俯瞰的な業務計画だと考えるとよいでしょう。
非営利団体向け戦略計画の無料テンプレート非営利団体は、少ない費用で多くを行う必要があり、非営利団体向け事業計画テンプレートでその方法をまとめます。事業計画を作成すると、次のようなメリットがあります。
透明性。可視性は、寄付者や外部役員との関係を築くのに欠かせない要素です。非営利団体の事業計画では、団体が行っている活動や、人々がなぜそれに関心を持つべきかを示せます。
仕事のための仕事の削減。非営利団体には、営利企業のようなリソースがない場合もあります。そのため、従業員が最も影響の大きいタスクに取り組む時間を確保することが、収益だけでなく、団体が目指す全体的なミッションにとっても非常に重要です。
信頼できる唯一の情報源。非営利団体として、財務、ミッション、構成に関して情報開示のリクエストに常に対応しなければなりません。プロジェクト管理ソフトウェアと一緒に使用することで、追加の作業をすることなく、誰とでも非営利団体向け事業計画テンプレートを作成・共有できます。
Asana を使うことで、より多くのリソースをミッションに注げます。Asana for NPO は、非営利団体のお客様のミッションクリティカルなお仕事を応援するためのプログラムです。条件を満たす非営利団体のお客様は、1 年分のサブスクリプションが 50% 割引になり、さらに Asana のさまざまなリソースも無料でご利用いただけます。
詳しく見る非営利団体向け事業計画テンプレートには、組織の運営方法についての関連情報をすべて含める必要があります。プロジェクト管理ソフトウェアなどのデジタルツールを使用している場合、関連する文書やプロジェクトを確実に添付しましょう。基本的に、テンプレートは非営利団体向け事業計画のアウトラインであり、計画プロセスを通じて記入していくものです。
非営利団体向け事業計画テンプレートに取り組む際に、確実に次のセクションを含めることで、テンプレートを最大限に活用しましょう。
次の内容を含め、組織構造の概要を説明しましょう。
ミッションステートメントとビジョンステートメント
コミュニティへの便益
スタッフとマネジメントチーム
役員
パートナー
組織の活動に関連したアイテムの一覧を作成し、結果を示すレポートを含めます。たとえば、次の内容を含められるでしょう。
解決する主な問題
対象者層
これまでの結果
ビジネスモデル
目標
このスペースは、マーケティング戦略 (ターゲットオーディエンスにリーチする方法) と、その戦略を構築するために参照した分析に使います。ここには、以下のものを添付できます。
ターゲットマーケットリサーチ
ターゲットオーディエンスと SNS でのメッセージング
市場分析 (競合分析を含む)
団体のポジショニング (ミッションに関連した重要な争点に関して)
アウトリーチ計画
非営利団体は、資金の行き先を非常に明確にしなければなりません。財務諸表の透明性により、潜在的な寄付者の信頼を得て、資金調達の目標を達成し、財務見通しを向上させられます。このセクションに含めるべき内容は、以下のとおりです。
予算
損益計算書
キャッシュフロー計算書
助成金管理計画
資金調達の計画と見通し
リストビュー: リストビューは、プロジェクトの全情報を一目で確認できるグリッド形式のビューです。To-Do リストやスプレッドシートのように、リストビューではすべてのタスクが一度に表示されるので、タスクのタイトルや期日だけでなく、優先度やステータスなど、関連するカスタムフィールドも確認できます。チーム全体が、誰がいつまでに何をするのかを把握することで、コラボレーションをスムーズに行えるようになります。
ゴール: Asana では、目標がその達成のために行っている作業に直結しているため、チームメンバーは、何を目指しているのかを簡単に確認できます。目標は、その達成に向けた作業と切り離されていることも多いでしょう。チームや会社の目標と、それを支える作業を結びつけることで、チームメンバーは、自分の仕事がチームや会社の成功にどう直接貢献しているかをリアルタイムに把握し、明確にすることができます。結果としてチームメンバーは、よりよい意思決定が行えるのです。必要であれば、会社の戦略をサポートするプロジェクトを特定し、測定可能な結果をもたらすような仕事を優先することもできるようになります。
マイルストーン: マイルストーンは、プロジェクトの重要なチェックポイントを表すものです。プロジェクトにマイルストーンを設定することで、目標への進行のペースを、チームメンバーやプロジェクト関係者と共有できます。さらにマイルストーンは、プロジェクトの大きな目標に向かう過程で、小さな成果を一つ一つ祝う機会にもなります。
カスタムフィールド: カスタムフィールドは、仕事のタグ付け、ソート、絞り込みにぴったりの方法です。優先度やステータス、メールや電話番号など、追跡が必要なあらゆる情報に対してそれぞれカスタムフィールドを作成できます。カスタムフィールドを使用して To-Do をソートし、スケジュールを組むことで、何から手を付けるべきかが瞬時にわかります。また、さまざまなタスクやプロジェクトを横断して同じカスタムフィールドを使用すれば、組織全体で一貫性のある管理ができます。
Google Workspace: Asana タスクウィンドウに組み込まれた Google Workspace ファイル選択機能を使って、Asana でファイルをタスクに直接添付しましょう。マイドライブ内のファイルを、数クリックで簡単にタスクに添付できます。
OneDrive: Asana のタスクウィンドウには Microsoft OneDrive のファイル選択機能が組み込まれているため、Word や Excel、PowerPoint などのファイルを Asana のタスクに簡単に添付できます。
Dropbox: Asana タスクウィンドウに直接組み込まれた Dropbox ファイル選択機能を使って、Asana のタスクに直接ファイルを添付できます。
Slack: Slack 上にあるアイデアや仕事のリクエスト、アクションアイテムを追跡可能な Asana のタスクやコメントに変換しましょう。ちょっとした質問やアクションアイテムが、期限と担当者つきのタスクに変わります。仕事を簡単に取り込めるので、やるべきことが Slack の中に埋もれ、流れることはありません。
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