グループとチームの違いとは?

Asana チーム 寄稿者の画像Team Asana2021年10月14日00
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概要

グループとは、仕事を調整し合う個人の集まりであり、チームとは、共通の目的を持つ人々の集団です。この 2 つの違いを理解しておくことが、職場の人間関係を改善し、職場のダイナミクスの健全性を高める上で欠かせません。

新しいチームでも、既存のグループでも、透明性の高いコミュニケーションが行われる働きやすい職場を作ることが大切です。ただし、グループ運営とチーム運営には大きな違いがあります。

グループとチームは同じように見えますが、実は多くの重要な違いがあり、その違いが働き方に影響を及ぼしています。

職場の人間関係をよりよいものにするために、グループとチームの違い、そして職場において健全なコミュニケーションスタイルを実現する方法について理解することが重要です。

グループとチームの違い

グループとは、仕事を調整し合う個人の集まりです。一方、チームは目標を共有する人々の集団です。同じように見えますが、意思決定とチームワークの点で、この 2 つには違いがあります。

グループとチームの違い

仕事におけるグループでは、グループメンバーはお互いに独立していて、個人としての説明責任を担っています。一方チームの場合は、チームメンバーは共通の説明責任があり、緊密に連携して問題解決に当たります。こうしたダイナミクスの違いが、タスクへの取り組み方やコラボレーション全般に反映されます。

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グループとは?

簡単にいえば、グループとは一緒に仕事をする人々の集団です。個人が集まって、それぞれ個人的な目標に向かって努力しています。グループは異なる目標に向かって仕事をしますが、互いに関連のある関心事やアイデンティティによって結びついています。

グループとは?

グループには 2 つのタイプがあります。私的なグループと公的なグループです。私的なグループは、共通の関心やアイデンティティ、社会的目標を中心に自然に形成されます。公的なグループは、特定のタスクを組織のために実行することを目的として、会社のリーダーが結成します。

グループのメリット

グループとチームのどちらがより優れているかについては主張が分かれます。現実には、どちらもメリットとデメリットがあり、どちらがあなたのニーズに合っているかは、あなた自身の判断によります。グループのメリットには以下のようなものがあります。

  • グループで構築される関係は一時的: グループは互いに並行して業務にあたる個々のメンバーで構成されているので、短期的な外部のプロジェクトや一時的な社内コンサルティング業務など、仕事上で築かれる関係性は一時的なものです。

  • グループは効率アップに適している: チームワークはより大きな使命を効率よく達成する仕組みですが、グループは個人の効率がポイントです。このため、個人の仕事上の目標やグループ全体の目標の点では、効率が高まります。

  • グループは個人の成長が中心: グループは個人の仕事を支援するため、個人の成長も重要なポイントです。この傾向は、専門家チームよりも個別の専門家の集まりという形でよく見られます。

グループの環境で仕事をすることには特有のメリットがありますが、デメリットもあります。グループで働くことがあなたにとって適していないとしたら、その考えられる理由をいくつか見てみましょう。

記事: ビジネスにおける効率と効果の違い: チームに両方が必要な理由

グループのデメリット

グループは個人の仕事とキャリア上の成長を促しますが、チームで働く場合のメリットすべてを得ることはできません。こうしたデメリットには、目標と業務をつなげられないこと、チームの絆がないことが挙げられます。

グループで働くことのデメリットには、次のようなものがあります。

  • グループでは個人が孤立しがち: グループでは個人がそれぞれで働いているため、チームビルディングに費やす時間があまりありません。チームワークがないことで、個人が孤立し、コミュニケーションの問題が発生する場合があります。

  • グループは組織の目標に従っていない: 同様に、チームワークがないことで、組織の明確性が損なわれる場合があります。これによって、組織の目標に仕事を結びつけることが困難になります。

組織によってはこうしたデメリットを理由に、チームで働くことを選択しています。そのため、チームのメリットとデメリットも理解することが必要です。

チームとは?

チームとは、共通の目的や目標を達成するために共に働く人々の集団です。チームとは部分、すなわちメンバーの総和であり、チームのメンバーは互いに支え合うことで、結果を導き出します。

チームとは?

チームは一緒に問題を解決し、新製品を生み出し、ほかにも理想や目的に基づいて足並みを揃えるなどの機能があります。チームには部門間チーム、プロセスチーム、自己管理型チームなど、いくつか種類があります。これらはそれぞれ少しずつ異なる性質を持っていますが、メリットとデメリットは共通しています。

チームのメリット

チーム環境で働くことにはさまざまなメリットがありますが、いずれも、同じ目標に向かって努力すること、そして同じ経験を共有しながらメンバーを支えることに帰結します。多くの組織は、コラボレーションのメリットを重視して、グループよりもチームスタイルを採用しています。このコラボレーションのメリットには、生産性の向上や、問題解決の迅速化が挙げられます。

チームで働くことのメリットには、次のようなものがあります。

  • チームの基本はコラボレーションとシナジー: チームワークはコラボレーションとシナジーを増進させます。これらは全体的な目標の達成と、コミュニケーションと組織の透明性の強化に役立ちます。

  • チームはグループの生産性を高める: グループは効率化に役立ちますが、生産性の点ではチームに軍配が上がります。なぜならチームメンバーが互いの業務を支援し合い、全体的な問題を協力して解決することによって、実際の仕事の生産性が向上するためです。

  • チームは問題解決に優れている: 三人寄れば文殊の知恵、ということわざは真実です。だからこそ、チームワークによって、初めて起きた問題でもすばやく効果的に解決できるのです。

チームで働くことのメリット、つまりチームワークとコミュニケーションは組織の成長と拡大に有効ですが、考慮すべきデメリットもあります。

記事: バズワードを超えて: チームのシナジーを構築する方法

チームのデメリット

チームにはさまざまなメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。チームのデメリットには、個人の成長を支援しにくいことや効率の問題が含まれます。

チームで働くことのデメリットには、次のようなものがあります。

  • チームは必ずしも個人の成長を重視しない: 必ずとは言えませんが、チームによっては個人の成長を支援しにくい場合があります。これは、各メンバーにとっての最善よりも、より大局的なミッションが通常、結果として重視されるためです。

  • チームは効率の問題が起きる場合がある: チームは生産性の点で優れていますが、導入されている組織のプロセスが適切でないと、効率が落ちる場合もあります。これによって、仕事にかかる時間が予想よりも伸びたり、締め切りが守られなかったりするかもしれません。

チームにはこうしたデメリットがある場合もありますが、適切なプロセスとリーダーによる正しい運営によってその影響を最小限にすることはできます。そのカギは、チームと個人の双方に有益な組織の透明性の拡大です。

グループ運営とチーム運営の違い

グループとチームのメリットとデメリットを確認したところで、それぞれが組織にどう影響するかを見ていきましょう。これは、あなたが所属する組織でグループやチームをどう運営するか判断する際に、考慮するべきポイントになります。

グループ中心の組織の場合:

グループ組織の行動の特徴については、その機能とグループダイナミクスに基づいて考慮すべきことがいくつもあります。グループダイナミクスとは、集団に属する人々の交流、態度、行動を指します。これらは、グループダイナミクスがどのような構成であるかによって、チームワークにプラスにもマイナスにも影響します。

健全なグループダイナミクスは、流動的なコラボレーションと透明性から成り立っています。望ましくないグループダイナミクスでは、チームワークが欠けているために個人の孤立が起きる可能性があります。こうした望ましくないグループダイナミクスを避けるには、コミュニケーションの障壁をなくすため、チーム中心の戦略を実行しましょう。

グループ運営のヒント: コミュニケーションの問題を回避するには、グループのコラボレーションと健全なダイナミクスを促進する、チームビルディングのゲームを企画しましょう。

チーム中心の組織の場合:

チームダイナミクスを中心とした組織は、透明性が高く、コミュニケーションの問題が少ない傾向にあります。これは、チームが共通の目標に向かって仕事に取り組み、協力して問題解決に当たるためです。

その結果、健全な組織的行動とよい意味で持ちつ持たれつの関係性が生まれます。これをもう一歩進めるには、共通目標を常に意識しながら、そうした目標を達成するためにチームが互いに協力し合えるようにすることが大切です。

チーム運営のヒント: プロジェクト目標事業目標を両方伝え、透明性を生み出し、業務と関連の目標とを結びつけましょう。 

グループからチームへの進化で、コラボレーションをパワーアップ

あなたのチームにふさわしいダイナミクスが、誰にでも適しているとは限りませんが、チームダイナミクスは職場のコラボレーションと、相互に助け合う関係性の強化に貢献します。

あなたがグループリーダーでもチームリーダーでも、必ず個人の成長を意識しながら、活発なコミュニケーションを促して生産性の向上を図りましょう。

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