Dr. Martens のクリエイティブサービスチームは、ショップのウィンドウディスプレイから SNS 投稿まで、すべてを一手に引き受けています。同社は Asana を使用してクリエイティブ制作プロセス全体を合理化することにより、各国間での一貫性とコラボレーションを改善し、手作業に費やす時間を短縮し、作業量がはっきりと確認できるようにしています。
以前は、Creative Services (クリエイティブサービス) チームは入ってくるクリエイティブリクエストをスプレッドシートで管理していました。
この方法で業務を管理しながら割り当てるのは大変な作業で、しかも新しいクリエイティブブリーフは会議やメール、果ては廊下での雑談などあらゆる方面から入ってくるという状態でした。
プロジェクト全体を総合的に見わたす方法もなければ、チームの仕事量を確認する場所がありませんでした。
Asana を使用して、クリエイティブリクエストの処理プロセスを標準化し、自動化しています。
英国をはじめヨーロッパの国々にいるデザイナーたちは、Asana を使って業務を管理し、クリエイティブアセットについてコミュニケーションを取っているため、業務の一貫性を保てるほか、チームの説明責任も高まっています。
チームリーダーと関係者は、Asana でクリエイティブチームの仕事量を確認できるようになったため、今後の計画を適切に立てられるようになりました。
グローバルマーケティングチームを Asana でつなぐことで、各国におけるドクターマーチンブランドの一貫性を向上。
マーケティングアセットを一括管理することによって、「仕事のための仕事」にかける時間を削減。
チームの仕事量を可視化し、繁忙期を追跡することによって、余力の予測が可能に。
プロジェクト計画を部門間で可視化することによって、責任範囲を明らかにするとともにコラボレーションを強化。
Dr. Martens の Creative Services チームは、そのシーズンのクリエイティブのトーンや方向性を伝え、アセットやアートワーク、ガイドラインを提供することによって、各国のクリエイティブチームがその地域にふさわしいストーリーを生み出すサポートをしています。また、社内各部門からのクリエイティブリクエストにも対応し、社外の代理店とも協力して、すべてがブランドのカラーと会社のビジョンに沿うように管理します。
Asana を使用して、リクエストプロセスを合理化したことで、チームはよりスピーディに作業をこなし、広範囲にクリエイティブワークフローを管理できるようになりました。また、Asana のおかげで、地域間の可視性も改善されたため、デザイナーが一貫性を保てるようになったほか、チームの説明責任も高まっています。
Asana を導入する前は、透明性が不足していたため、ステークホルダーたちが同じ内容のリクエストを送っていることに気づかず、仕事が重複していました。チームの余力を確認し、各マイルストーンの責任者を追跡することが困難で、締め切りを交渉する際や、デザイナーが不在で仕事を割り当て直す場合に、煩雑なやりとりが発生していました。
Asana は、こうした課題を解決するのに必要な透明性を Creative Services に提供するため、チームは適切にコラボレーションを行い、地域を超えてクリエイティブアセットを制作できるようになりました。
リクエストプロセスを合理化することで、生産をスピードアップ
チームは Asana フォームを使用して、クリエイティブリクエストの受け付けプロセスを標準化しています。
オートメーションによって、クリエイティブリクエストが即座にその業務に最適なデザイナーに割り当てられ、またチームリーダーには受け付けられた業務を把握できるように通知が送られます。
マネージャーはもう、新しいプロジェクトを一つひとつ手動で検索する必要がないため、時間を節約できます。クリエイティブチームにも、アセットに関する作業にすぐに着手してもらえます。
可視性の向上により、グローバルチームの足並みを揃えることができる
Asana のプロジェクトは、主要なイニシアチブやブランドストーリーを表します。たとえば、「2021年秋冬」というシーズンや「アーバンプロテクション」というテーマに対して独立した Asana のプロジェクトを作成します。このシステムによって、大きなイニシアチブ内に格納された、特定のチャネルに関連するタスクを見つけやすくなりました。
チーム内では Asana のプロジェクト構造が設けられており、クリエイティブアセットはイニシアチブやマーケティングチャネルごとにグループ化されているので、見つけやすくなりました。各地域のデザイナーは、クリエイティブアセットが一貫性を保っているかどうかをすばやく確認できます。また、メンバー全員が過去のクリエイティブブリーフのリポジトリにアクセスできるようになっています。
現在では、各プロジェクトとその進捗の全体的なビューがあるため、ステークホルダーとの関係も改善され、チームの責任範囲も明確になりました。
レポートの質が改善し、リーダーが将来の計画を立てやすくなる
リクエストは 1 年を通じて Asana でタスク化されるので、リーダーは Asana のレポート機能を利用し、昨年度の最繁忙期を特定して、前もってリソースのニーズを予測しています。
ステークホルダーやマネージャーは、デザイナーが現在取り組んでいるクリエイティブアセットを確認し、より影響力の大きなプロジェクトをリストの上位に移すことができます。一方、個々のデザイナーは Asana の「マイタスク」を使って、日常的に業務の計画を立てられます。
ドクターマーチンのような時代を超越したブランドにとっても、新しい取り組みは楽しみなものです。大規模なキャンペーンや製品リリースが近づくにつれて、Creative Services チームでは、デザイナーやマーケターが業界を変える作品を継続的に制作できるようになります。同社は、Asana のフォーム、ダッシュボード、ポートフォリオの使用を拡大して、さらに効率を上げることを計画しています。Stacey さんの目標は、米国とアジア太平洋地域のクリエイティブチームを Asana に導入して、全員が 1 つのまとまりのあるグローバルブランドでコラボレーションを行えるようにすることです。