現代において人々の働き方は常に進化し続けています。リモートワーカーや少人数のチーム、起業家たちが一緒になって仕事とコラボレーションの未来を創造しています。その未来を、コワーキングスペースの快適性、利便性、コミュニティ、つながりを提供することで切り拓くのが、Morning Coworking をはじめとする企業です。コワーキングスペースへの需要は年々高まっています。Morning Coworking はパリで 20 のスペースを運営し、2018年中にはさらに 5 つの場所に新しく施設をオープンさせる予定です。
簡単な仕事はない、Morning Coworking のオペレーションリーダー、Tania Boros 氏はこれをよく理解しています。Tania 氏は 20 あるすべての施設と、そこで働く社員を、4 人のチームで管理しています。また、新しい施設をオープンする際に必要なプロセスを完璧に作り上げ、その成功への努力を続けてきました。
急成長を続ける中でも、人、プロセス、目的の 3 つを疎かにはできません。そこで、Asana を導入し、これらをうまく調和させ、街の人だけでなく海外からの利用者にも喜んでもらえるようなコラボレーションに適した生産性の高いコワーキングスペースを作り上げています。
それぞれに素晴らしいアイデアを持つ利用者たちが、互いに影響を与え合いながら働くためには、細部まで行き届いた、信頼性の高いコワーキングスペースを作る必要があります。そのため Morning Coworking のチームは、施設のセキュリティ確保やスタッフのトレーニング、スペースのスムーズな運営などにおいて、すばやく前進を続けながらも全員が常に足並みを揃えておく必要がありました。Tania 氏は多くの仕事を抱えていましたが、Asana を利用することで冷静に仕事を進めることができました。
どんな企業でも、競争で優位に立ち大きな目標を達成するためには、短い時間で多くの仕事をこなすことが要求されるものです。Morning Coworking の場合は特に、このスピードを維持できなければ収益に大きく影響します。Tania 氏は言います。「場合によっては 2、3 年しか借りられない物件もあります。だから、収益を得るためにできるだけ早く施設をオープンさせる必要があるのです。」
コワーキングスペースをオープンさせるには、まず物件を確保し、賃貸契約を結び、工事の段取りを整え、家具を選び、各種機器を設置するなど、実にさまざまな作業が必要になります。「Asana を導入したことで、オープンまでのすべてのプロセスが、ひと月ないし 3 か月ほどで終わるようになりました。Asana をはじめ、建設会社、そして驚くほど速く納入してくれるサプライヤーのおかげで、今では複数のコワーキングスペースを一度にオープンさせることもあります。以前は 1 つずつでしたが、最近では 4 つのコワーキングスペースを同時にオープンさせることも可能になりました。」
これほど多くの、多種多様でしかも重要なプロセスをこなしながら、Morning Coworking はどうやって数週間で準備を完了させるのか?その答えはテンプレートにあると Tania 氏は言います。
Tania 氏のチームは、新しい施設の準備に必ず同じテンプレートを使うことで、作業を取りこぼさずに進めています。テンプレートをコピーするだけでプロジェクトを開始できるので非常にスムーズなうえ、管理、IT、建設、ロジスティックスといったセクションに分けて整理できるので、メールや書類を探し回ることなく、必要な情報を簡単に入手できます。
また、タスクがそれぞれどの段階のものかを、カスタムフィールドに入力して管理しているため、タスクの数がどれだけ増えても、メンバーに進捗を尋ねる前に Asana を見るだけで、プロジェクトの状況をすぐに確認できます。さらに、タスクに依存関係を追加することで、どの作業がいつ必要になるかを全員が簡単にチェックできるようにもなりました。「Asana があれば全員が自分の担当を正しく理解し、それぞれ適切なタイミングで作業できるので本当に安心です」
Tania 氏のチームがコワーキングスペースのために借りるビルは、数か月または数年間ほど空き家になっていた物件も多いため、かなり酷い状態から作業を始めることも少なくありませんでした。以下はその改装前と改装後の写真です。
しかし、施設がオープンした後も多忙であることに変わりはありません。コワーキングスペースにはそれぞれスタッフが 1 人常駐し、IT の管理からコミュニティエンゲージメントまで、数えきれないほど多くのタスクを確実に処理しています。また、Morning Coworking は、スタッフ全員がどんな問題でも自分で判断して対応したり、施設の改善に向けて自らの役割を強化できるよう、企業全体で体制を整えたのですが、そこでも Asana が大きな効果を発揮したと言います。
Morning Coworking が施設のオープン後に行う最も重要なプロセスの中に、「Morning マネージャー」と呼ばれるスタッフに対し、オンボーディングを行うことがあります。Morning マネージャーは、各コワーキングスペースの要件や課題を何でも自分で処理しなくてはなりません。「Morning マネージャーには、すべてのスペースをつなぎ合わせ、コミュニティの拡大を担う役割が与えられます」と Tania 氏は言います。そして、その役割に欠かせないのが、やはり Asana のテンプレートです。
「Asana はオンボーディングにも非常に有効です。テンプレートを使えば、すべてにおいてトレーニングを確実に行えるからです。マネージャーはわからないことがあれば、プロジェクトからいつでも答えを探せます」
テンプレートによってプロセスやベストプラクティスが明確になります。また、Asana にすべて記載されているので、何でも簡単に調べられます。新しくマネージャーを採用した後でも、一から説明する必要はなく、テンプレートを使って確実にすべて指示できるので、動きが非常にスピーディになります。この方法で、Morning マネージャーはどんな状況でも、Asana で正しい方法を探して対応できるため、責任の大きい仕事もストレスなくこなせるようになります。
実際、コワーキングスペースで問題が起きた場合や、備品の購入手続き、あるいは予算について相談する相手がわからないなどのために、Morning Coworking では、ワーキングスペースごとに Asana でプロジェクトを作成して情報を入力し、新規利用者の登録手続きや、近日開催のイベントなど、知りたいことは何でも調べられるようにしています。
また、予算の管理や支払いの請求にも Asana を使用することで、毎月スムーズに処理を行い、より優先度の高い作業に集中したり、質問にすばやく答えたり、問題を解決できるようにしたと言います。これも、メールやチャットでは成し得なかったことです。
「Asana があれば、手間をかけなくてもすべてを細部まで管理できます。請求の処理に Asana を使うことで間違いをなくし、報告書の提出や支払いの処理も、毎月期限を守って確実に行うことができます」
それでも、コワーキングスペースで起こる大小さまざまな問題に日々対応していると、全体的な目標を見失うこともあるかもしれません。そうなれば、Morning Coworking が持つ一貫した快適さや質の高いサービスが損なわれる可能性もあります。あるいは、自分の仕事が Morning Coworking に貢献しているのかわからなくなり、Morning のマネージャーがやる気を失うこともあり得ます。
Tania 氏のチームは、Asana で目標追跡 (OKR) プロジェクトを作成し、たとえば (省エネやリサイクルに努めるなど) 完全にグリーンなコワーキングスペースを作る、あるいは 2019年は毎月 1 つずつコワーキングスペースをオープンさせるといった企業全体の目標や、従業員個人の重大な目標を管理することを始めました。
月に一度は目標達成状況の評価を行って経過をチェックしたり、行き詰まったチームがあれば解決策を検討したり、情報提供の支援も行いました。また、各社員の目標を調べて、達成につながりそうなプロジェクトがないか確認することもあったそうです。
Asana の導入からわずか数年という短い期間で、Morning Coworking は従業員と利用者がコミュニティの素晴らしさを体験できる快適なコワーキングスペースのための基準を作り上げることができたと言います。新しく施設をオープンさせるたびに、Tania 氏のチームは仕事の効率をさらに上げ、同時に会社全体の目標を頭に入れながら、一つひとつの作業を着実にこなすようになりました。
Morning Coworking は Asana を導入し、パリで最も急速に成長し、最も多くの人に愛される企業になるために、細部まで気を配りながらも、より大きな目標を見据えて仕事に取り組んでいます。
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