民主型リーダーシップについて知っておくべきこと

寄稿者 Sarah Laoyan の顔写真Sarah Laoyan2022年11月4日
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概要

民主主義とは、「人々によって運営される」ことを意味します。つまり、これをリーダーシップスタイルとして導入する場合、複数の人が意思決定に参加できる環境を整えなくてはいけません。この記事では、民主型リーダーシップの主な特徴と、どのような場合にチームに活用すべきかをご紹介します。

リーダーとして最も難しいのは、全員の意見を考慮することです。チームメンバー全員に公平に接しているのか、どのタイミングで意見を取り入れるべきなのかを考えなくてはいけません。

幸いなことに、リーダーシップスタイルの中には、チームメンバーの考えや意見を中心に設計されたものがあります。ユニークな解決策や多様な方法で問題を解決したいなら、民主型と呼ばれるリーダーシップスタイルをとるのがよいでしょう。

民主型リーダーシップスタイルとは?

民主主義とは、「人々によって運営される」ことを意味します。このスタイルのリーダーシップでは、複数の人が意思決定プロセスに参加できる環境を整えなくてはいけません。民主型リーダーシップは、一般的に参加型リーダーシップとも呼ばれています。

世界で最も民主的なリーダーの中には、政府や大企業のトップがいます。民主型リーダーシップとは、チームメンバー全員から意見を聞いて意思決定を行うことであり、政府に期待する政策に投票するのと同じようなものです。

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民主型リーダーシップの特徴

民主型リーダーシップのもとで運営されているチームには、いくつかの特徴があります。ここでは、民主型リーダーに導かれるチームの特質をご紹介します。

従業員のエンゲージメントが高い

従業員のエンゲージメントの高さは、効果的な民主型リーダーシップの証です。このタイプのリーダーシップスタイルでは、意思決定プロセスにおいてチームの参加が求められます。優れた民主型リーダーは、チームメンバーにアイデアやクリエイティブな解決策を提案することを積極的に奨励し、その提案に耳を傾けます。

チームメンバーが安心して自分の考えやアイデアを共有できれば、心理的安全性を感じることができます。心理的安全性は、問題解決の役に立ち、協調性を高め、従業員の離職を防ぐのに役立ちます。

ブレインストーミングの機会が多い

民主型リーダーシップの目標は、さまざまな視点からたくさんの選択肢を持つことです。

正しく行われていれば、チームはしばしばブレーンストーミングのために集まり、定期的にアイデアを共有します。これにより、チームメンバーは協力してクリエイティブな解決策を考え出すことができ、リーダーはチームメンバーの専門知識を効果的に活用できます。

企業文化がチームワークを促進する

民主型リーダーシップのマネジメントスタイルは、チームワークを促進します。有能なリーダーは、チームメンバーに、複雑な問題に対して、さまざまなアイデアやクリエイティブな解決策を考え出すように働きかけます。

もしこのようなコラボレーションができなければ、チームメンバーはサイロ化した環境の中でアイデアを出すことになるでしょう。コラボレーションを促進することは、有能なリーダーの重要な責務です。

民主型リーダーシップのメリット

民主型リーダーシップは、チームにさまざまなメリットをもたらします。ここでは、そのメリットをいくつか紹介します。

幅広いアイデアが集まる

民主的なリーダーは、ブレインストーミングを奨励し、他のチームメンバーから幅広いアイデアを引き出せます。これにより、イノベーション、ユニークな問題解決プロセス、クリエイティブな解決策が生まれます。

また、民主型リーダーシップは、チームメンバーに発言力を与えます。これにより、さまざまな立場のグループメンバーが、当初は想定されていなかったような視点から意見を共有する場が生まれます。

複雑な問題を共同で解決できる

民主型リーダーシップスタイルは、チームメンバーがそれぞれのユニークなアイデアを持ち寄り、クリエイティブな解決策を打ち出すことを促します。多様で多面的なチームであれば、サイロ化した環境の中で問題解決の方法を考えるのではなく、協力して革新的な解決策を考え出せる可能性が高くなります。

仕事の満足度が高まる

チームリーダーが民主型リーダーシップスタイルを選択した場合、チームメンバーは自分の仕事に満足している可能性が高くなります。これは、民主型リーダーシップによって、全員の考えや意見が共有され、評価されるからです。

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民主型リーダーシップのデメリット

民主的なアプローチでは、自由にアイデアを出せますが、このタイプのリーダーシップにもいくつかのデメリットがあります。そのいくつかをご紹介します。

意思決定に時間がかかることがある

民主型のプロセスでは、多様なアイデアが得られるという大きなメリットがある一方で、デメリットもあります。チームが迅速な意思決定を求めている場合、民主型リーダーシップスタイルは最適な選択ではないかもしれません。

リーダーは、「船頭多くして船山に登る」ような状況を経験するかもしれません。つまり、たくさんの人がいろいろな選択肢を出すと、最終決断を下すのが難しくなるのです。最終的な決定権は民主型リーダーにありますが、チーム全体の意見を考慮しなければならないため、すぐに選択できるわけではありません。

専門知識が考慮されていない可能性がある

民主型リーダーとしての課題は、アイデアを出した個人の専門分野にかかわらず、すべてのアイデアを真剣に受け止めなければならないことです。チームメンバーの中には、自分の専門外の問題について意見を述べる人がいるかもしれませんが、そのような人の意見も他の人のアイデアと同じように大切にしなければなりません。

逆に、高い給料をもらっている人が会話を独占し、みんながその意見に従ってしまうこともあります。組織心理学者のアダム・グラント氏は、これを「HIPPO (高い給料をもらっている人の意見) 効果」と呼んでいます。これを防ぐために、リーダーが意見を言う前に、他の人がみな意見を言うようにすることが推奨されます。

有能なリーダーは、このような状況をオープンで好奇心旺盛に進行させます。最終決定権を持っているとはいえ、全員の視点を考慮しなければなりません。

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アイデアを拒否することが問題となる

何人もの人が提案やアイデアを出し合う場では、最終的にほとんどの人のアイデアが選ばれません。チームが特定の解決策、または複数の解決策の組み合わせを選んだ場合、提出されたアイデアのほとんどが実を結ばずに終わるでしょう。

拒否されることに敏感なチームメンバーにとって、自分のアイデアが実行されなかった場合、このプロセスは困難なものとなるでしょう。

効果的なリーダーシップのその他のスタイルについて

民主型リーダーシップは、チームリーダーが革新的なアイデアを奨励するために使えるリーダーシップスタイルの 1 つにすぎません。効果的なリーダーシップにはさまざまなスタイルがあります。詳しくは、Asana のリーダーシップのリソースをご覧ください。

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