承認されたワークスペースの管理 | 製品ガイド
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- 概要
- 承認されたワークスペースの有効化
- 承認されていないワークスペースへのアクセス
このセキュリティ機能は、すべての Enterprise のお客様にご利用いただけます。また、ウェブ版の Asana、デスクトップアプリ、および iOS 8.77 以降、Android 6.79 以降のモバイルデバイスでも利用できます。
概要
大企業では、従業員のデータを保護するために、マネージドデバイスやマネージドネットワークを使用することがよくあります。
これまで Asana では、管理者はすべての Asana ワークスペースをブロックするか許可するかを選択する必要がありましたが、Asana Enterprise の管理者が、企業のネットワークデバイスや従業員個人のデバイスを管理し、Asana の使用を承認されたワークスペースまたは組織のみに制限できるようになりました。
クラウドアクセスセキュリティブローカー (CASB) のようなプロキシベースのツールを使用して、承認されていないワークスペースや組織へのアクセスを制限することで、管理者は社内のセキュリティ管理を行い、機密データを承認されたワークスペース内に保つことができます。
Enterprise 管理者は、このソリューションを設定した後に、ワークスペースと部門の承認リストを設定することができます。これにより、管理下にあるデバイスまたは管理下にあるネットワーク上のユーザーは、承認されていないワークスペースや組織にアクセスできなくなります。
承認されたワークスペースの有効化
この機能を有効にするには、Enterprise 管理者がまず、Asana に送信するすべてのリクエストに 2 つのヘッダーを追加するようにソリューションを設定する必要があります。

ここから:
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最初のヘッダーには、Enterprise ドメイン ID または Enterprise ディビジョン ID のいずれかを含める必要があります。これは、管理者コンソールの「設定」タブで確認できます。たとえば、このヘッダーには Asana-Allowed-Domains-Requester-Id: abc のようなフォーマットが使えます。なお、ディビジョン管理者がこのヘッダーを設定するには、Asana サポートに連絡してディビジョン管理者 ID を取得しなくてはいけません。
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2 つ目のヘッダーには、承認されたドメイン ID のコンマ区切りのリストを含める必要があり、Asana-Allowed-Domain-Ids: abc,123,xyz というフォーマットになります。リストアップされたすべてのワークスペース ID は、承認されたワークスペースと組織として反映されます。
Asana ウェブアプリは、最初のページの読み込みと WebSocket ハンドシェイクの両方でこれらの制限を実施します。デバイスがネットワークを切り替えた後に、開いている Asana ページで特定の制限を更新したい場合は、Asana アプリの構成要素である WebSocket プロトコルエンドポイント (wss://) への HTTP リクエストにこれらのヘッダーを必ず含めてください。
承認されていないワークスペースへのアクセス
承認されたワークスペースリストを設定した後に、管理下にあるデバイスやネットワーク上のユーザーが承認されていないワークスペースにアクセスしようとすると、そのコンテキストに応じたエラーが表示される場合があります。
承認されたドメインを持たない Asana アカウントへのログイン
承認されたドメインに含まれない Asana アカウントにログインしようとすると、次のプロンプトが表示されます。

このエラーは、お客様が承認されたワークスペースのメンバーではないことをお知らせするものです。次のいずれかの方法で対処してください。
- 「ログアウト」
- 「もう一度試す」(ブラウザーが再びドメインへのアクセスを試みます。)
社内ネットワークでの未承認ドメインへの切り替えについて
個人のワークスペースや承認されていない複数のドメインを持つアカウントにログインしようとしても、同様にコンテキストに応じたエラーが表示されます。

ここでは、次のいずれかの方法で対処できます。
- 「ログアウト」。Asana のログインページにリダイレクトされ、別のアカウントにログインすることができます。
- 「もう一度試す」(ネットワークを切り替えた後) ブラウザーがドメインへのアクセスを再度試みます。
- 表示されている場合は、「ワークスペースへのアクセス」オプションをクリックすると、承認されたドメインにアクセスできます。
リンク先の URL から未承認のドメインにアクセスしようとした場合
また、承認されていない URL をクリックすると、そのコンテキストに応じたエラーが表示されます。


先ほどのシナリオと同様に、次のいずれかの方法で対処できます。
- 「ログアウト」(ネットワークを切り替えた後)。これにより、Asana のログインページにリダイレクトされ、別のアカウントにログインすることができます。
- 「もう一度試す」(ネットワークを切り替えた後) ブラウザーがドメインへのアクセスを再度試みることになります。
- 表示されている場合は、「ワークスペースにアクセス」オプションをクリックすると、承認されたドメインにアクセスできます。