タスクの依存関係
タスクの依存関係を使うと、タスクが別のタスクを待たせている状態 (= 先行タスク)、または別のタスクを待っている状態 (= 後続タスク) を示すことができます。
依存関係はタスク間の関係であり、アクティビティが特定の順番で行われる必要があることを示します。
共通のワークフローでコラボレーションを行うチームのメンバーは、他のタスクの終了を待っているタスクを簡単に把握し、自分の作業を始めるタイミングを知ることができます。
最初のタスクが完了になると、次のタスクの担当者は、タスクを開始できる旨の通知を受け取ります。
依存関係は、すべての Premium、Business、および Enterprise のお客様にご利用いただける機能です。
タスクに依存関係を持たせる

タスクに依存関係を持たせるには:
- タスクをクリックして、サイドバーの「依存関係を追加」をクリックします

続けて、次のことを行います。
- 先行タスクにするタスクの名前を入力します
- オートコンプリートの結果からタスクを選択します
- 先行タスクが表示されます
バナーは依存するタスクの詳細ウィンドウにのみ表示されます。
タイムラインで依存関係の線を引く
直接タイムライン上で依存関係を設定できます。タスクにカーソルを合わせたときに表示されるコネクタアイコンをクリックし、他のタスクにドラッグします。
タイムラインで依存関係の線を引くには、次のことを行います。
- タスクにカーソルを合わせたときに表示されるコネクタアイコンをクリックします。
- コネクタを、依存先にするタスクにドラッグします。
複数の依存関係
1 つのタスクを複数のタスクに、逆に複数のタスクを 1 つのタスクに依存させることができます。

先行タスクに後続タスクが表示され、先行タスクの完了を待っていることがわかります。1 つのタスクを複数のタスクに依存させた場合、それぞれの先行タスクが依存するタスクの詳細ウィンドウに表示されます。
依存関係を削除するには、既存のバナーにカーソルを合わせ、表示される X 記号をクリックします。
通知
依存するタスクの担当者は、次のアクションに関する通知を受け取ります。
- 先行タスクが完了になったとき
- 先行タスクの期日が変更または削除されたとき

あるタスクが複数のタスクに依存している場合、すべての先行タスクが完了になったときに通知を 1 回のみ受け取ります。
依存するタスクの自動日付調整機能
タスクの期日変更により、別のタスクの日付との重複が発生する場合は、先行タスクと依存するタスクの日付を自動的に更新することができます。この機能は、タイムラインビューから利用でき、週末の日付は自動的にスキップされます。自動日付調整機能をオフにするオプションも使用できます。
自動日付調整機能を機能させるには、以下のことが必要です。
- タスクに別のタスクに対する依存関係が設定されている。
- 先行タスクと依存するタスクに期日が設定されている。タスクに開始日と期日の両方が設定されている場合も機能します。
- タスクの日付を変更することにより別のタスクに対して日付の重複が発生する。
- 日付の変更がタイムラインで行われている。タスクの更新がマイタスク、受信トレイ、タイムライン以外のプロジェクトビュー (リストビュー、ボードビュー、カレンダービューなど) で行われた場合、その影響を受けるタスクは自動的に更新されません。
- タスクが未完了になっている。日付の変更は完了済みのタスクには影響しません。
デフォルトで、この機能はサブタスクに適用されません。サブタスクに対して自動日付調整機能を使用する場合は、サブタスクに親タスクに対する依存関係を持たせます。
自動日付調整機能の仕組み
自動日付調整機能は、プロジェクトタイムラインから日付を更新しながら使用できます。
自動日付調整機能は先行タスクと依存するタスクの両方に使えます。
- 先行タスクの日付を変更し、それが日付の重複を引き起こす場合は、依存するタスクの日付が更新されます。
- 依存するタスクの日付を変更し、それが日付の重複を引き起こす場合は、先行タスクの日付が更新されます。
依存関係の自動日付変更機能により、タスクの開始日が変更される場合は、その同じタスクの期日も変更されます (この逆の場合も同様に日付が調整されます)。
依存関係の自動日付変更機能は、自動的に週末の日付をスキップします。また、期限を前後させる変更にも対応できます。
- 日付が将来に移動される場合、先行タスクの変更は、それに依存するタスクの日付を後の日付に移動できます。しかし、依存するタスクの日付が後の日付に変更されても、先行タスクには影響しません。
- 日付が過去に移動される場合、依存するタスクは先行タスクの日付を前倒しできます。しかし、先行タスクの日付が前倒しされても、それに依存するタスクには影響しません。
タスクは、別のタスクに依存するタスクと依存関係を持たせることもできます。自動日付調整機能は、こういった依存関係系統下にあるタスクに対しても機能します。また、依存関係系統の一部であるマイルストーンやサブタスクも更新されます。
自動日付調整機能の活用例
先行タスクの期日は 4月 29日です。それに依存するタスクが 2 つあり、最初のタスクの期日は 5月 3日、2 つ目のタスクの期日は 5月 6日になっています。
先行タスクが 5月 3日に更新される場合、1 つ目の依存するタスクは 5月 4日に更新されます。しかし、2 つ目のタスクの期日 5月 6日とは重複しないため、2 つ目の依存するタスクは更新されません。
先行タスクの期日は 4月 24日です。それに依存するタスクが 2 つあり、最初のタスクの期日は 5月 4日、2 つ目のタスクの期日は 5月 6日になっています。
先行タスクが 4月 20日に更新される場合は、依存するタスクの期日とは重複しないため、依存するタスクはどちらも更新されません。
先行タスクの期日は 4月 25日です。それに依存するタスクが 2 つあり、最初のタスクの期日は 4月 29日、2 つ目のタスクの期日は 5月 5日になっています。
最初の依存するタスクの期日が 4月 22日に移動される場合、先行タスクの期日は 4月 21日に更新されます。しかし、2 つ目の依存するタスクの期日 5月 5日とは重複しないため、2 つ目の依存するタスクは更新されません。
自動日付調整機能をオフにする方法
日付調整機能は、Asana 有料プランのチームと組織に対しデフォルトで有効になっています。日付が自動的に更新されるのを避けたい場合は、タイムラインビューから特定のプロジェクトに対してオフにできます。

タイムラインビューから:
三点リーダーアイコンをクリックし「依存関係の競合を避ける」アイコンをオンまたはオフに切り替えます。