ルール
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- ルールの作成
- ルールの編集
- ルールの停止
- ルールの削除
- セクションベースのルール
- トリガーの組み合わせと複数のアクション
- 「期日の接近」トリガー
- 「タスクの期限超過」トリガー
- 「期日の接近」トリガーと「タスクの期限超過」トリガーについて
- ルールのサブタスクアクション
- ルールのタイプと制限
- ルールのトリガー
- 構成が正しくないルールに関する更新
- アプリとの連携
- フォーム
- 権限に関して考慮すべき点
- ゲストの権限
- 料金について
- 取り消しアクション
ルールは Asana Premium のお客様にご利用いただけます。カスタムルールビルダー、条件付きカスタムルール、承認ステージ変更トリガー、コメント追加アクションなど一部のルールの機能は、Business と Enterprise のお客様のみにご利用いただける機能です。
ルールを使用すると、ルーチンタスクを合理化し、ワークフローを簡単に構築できます。ルールを機能させるには、ルールを作動させるトリガーと自動的に実行されるアクションが必要です。たとえば、期日が設定されたとき (トリガー) にタスクを自動的に割り当てる (アクション) ことをルールとすることができます。
ルールによって別のルールをトリガーすることもできます。また、1 つのトリガーに対して複数のアクションを追加することでも同様のことができます。
ルールの作成
プロジェクトのルールを作成する方法は 2 種類あり、プロジェクトのルールギャラリーから 1 つ選択するか、独自のカスタムルールを作成します。

ツールバーの「カスタマイズ」をクリックし、「ルール」まで下へスクロールします。
プリセットルールが集められたギャラリーから、トリガーとアクションのセットがすでに用意されているオプションを選択できます。それから必要なパラメーター (使用する列や担当者など) を指定できます。
カスタムルールの作成
カスタムルールビルダーはすべての Business および Enterprise のお客様にご利用いただける機能です。
カスタムルールビルダーから、トリガーとアクションのあらゆる組み合わせにアクセスできます。

ツールバーの「カスタマイズ」アイコンをクリックし、サイドバーの「ルール」にスクロールダウンします。
- 「ルールを追加」を選択します。

ここから、「カスタムルールを作成」をクリックします。

「ルールを追加」タブから、次のことが行えます。
- ルール名を選択する
- トリガーを選択する
- アクションを選択する
- オプションを選択したら、「ルールを作成」をクリックします。
ルールの編集
プロジェクトに戻り、更新するルールを選択すれば、いつでもルールを編集できます。
サイドバーのルールの横にある鉛筆アイコンをクリックすると、ルールを編集できます。

ルールの停止
サイドバーのルールの横にある鉛筆アイコンをクリックすると、いつでもルールを停止できます

トグルアイコンをクリックしてルールを停止します。
ルールの削除
サイドバーのルールの横にある鉛筆アイコンをクリックし、「削除」ボタンをクリックすると、いつでもルールを削除できます。

セクションベースのルール
Premium、Business、および Enterprise のユーザーの画面では、ルールが設定されたセクションにルールのアイコンが表示されます (リストビューとボードビューの場合)。ルールがトリガーされると、アイコンが動きます。アイコンをクリックするとそのセクションのルールメニューが開き、ユーザーは新しいルールを追加したり、既存のルールを編集したりできます。
ルールを編集するには、ルールにカーソルを合わせたときに表示される鉛筆アイコンをクリックします。

トリガーの組み合わせと複数のアクション
条件付きカスタムルール、承認ステージ変更によるトリガー、およびコメント追加アクションは、Business および Enterprise のお客様のみにご利用いただける機能です。
また、トリガーの組み合わせ、条件付きロジック、複数のアクションのいずれかまたはすべてを使ってルーチンタスクを自動化できるので、チームはそれらを気にせずに仕事ができます。
カスタムルールを作るときに、トリガーの異なる組み合わせを最大で 20 個追加し、異なるアクションを最大で 5 つ選択できるようになりました。カスタムルールの作成時に同じトリガーを複数回選択することはできますが、同じアクションは 1 回しか使用できません。
タスクがリスト / ボードビュー、フォーム、メール、または Asana の他の場所からプロジェクトに追加されると、カスタムルールはすぐに反映されます。
他のトリガーとアクション

他のトリガーとアクションを使えば、次のことができます。
- 承認リクエストのステータスが変更されるときに、その結果として起こるアクションを指定する
- 選択されたトリガーが発生するときに Asana として投稿されるコメントを作成する
「期日の接近」トリガー
Enterprise プランおよび Business プランをご利用のお客様は、ルールのダイアログでカスタムルールを作成し、トリガーの一覧から期日の接近を使用できます。プリセットオプションから選択するほか、「カスタム」をクリックして他のオプションを表示することもできます。
「カスタム」オプションを使用すると、期日の何分、何時間、何日または何週間前にルールをトリガーするかを指定できます。
「タスクの期限超過」トリガー
Enterprise プランおよび Business プランをご利用のお客様は、カスタムルールを作成するときに、タスクの期限超過トリガーを使用できます。プリセットオプションから選択するほか、「カスタム」をクリックして他のオプションを表示することもできます。
「カスタム」オプションを使用すると、タスクの期限が超過してから何分、何時間、何日、または何週間後にルールをトリガーするかを指定できます。
トリガーをセットアップするときに、日または週を選択すると、トリガーは締め切り時間を無視して、期日だけを基に発生します。ただし、分または時間を選択すると、締め切り時間が考慮されます。
「期日の接近」トリガーと「タスクの期限超過」トリガーについて
- こうしたトリガーは、タスクが期日を迎えている、または期限を超過している状態によって発生するのではなく、タスクが期日を迎える、または期限を超過するタイミングで発生します。
- そのため、これらのトリガーは、プロジェクトの既存タスクのうち、作成されるルールの条件にマッチするものすべてに対して遡及して発生するということはありません。トリガーは、ルールの作成後に起こる期日の接近と超過イベントに対してのみ発生します。
- これらのトリガーは、未完了タスクに対してのみ発生します。
- 日付または週を対象に設定されたルールは、午前 0 時ちょうどに実行されるのではなく、午前 0 時から午前 1 時までの間に実行されます。
ルールのサブタスクアクション
Enterprise と Business のお客様はルールのダイアログ内でカスタムルールを作成でき、リストからサブタスクというアクションを選択できます。
サブタスクアクションを使うと事前に設定したサブタスクを自動でタスクに追加できます。

サブタスクを追加するには
- 「サブタスク」をクリックします。
- サブタスクの名前を入力します。

サブタスクを追加すると、ルールを作成できるようになります。

最大 20 件のサブタスクを作成できます
ルールを編集するには、サイドバーのルールの横にある鉛筆アイコンをクリックします。変更は自動で保存されます。


ルールのタイプと制限
プランが Premium か Business かにかかわらず、プロジェクトごとのルールの数は、最大で 50 です。
カスタムルール
複数のトリガー
- 1 つのカスタムルールに最大で20 個のトリガーを追加できます。
- トリガーは複数回選択できます。
複数のアクション
- 1 つ以上のトリガーが発生する場合の結果として起こるアクションを最大で 5 つ選択できます。
- 同じアクションは 1 回しか追加できません。
列またはセクションに基づいたトリガー
列またはセクションに基づいたトリガーは、ボードビュープロジェクト、または折り畳み可能な新しいセクションを使用するように更新されたリストビュープロジェクト向けです。
カスタムフィールドルール
カスタムフィールドルールはカスタムフィールドのあるすべてのプロジェクトに適用できます。

これらのルールを使用するには、最初にプロジェクトにカスタムフィールドを追加する必要があります。
ルールのトリガー
ルールはウェブ、モバイル、外部の連携アプリなど、どこからでもトリガーできます。タスク上で何かを更新した場合、Asana は、そのタスクのプロジェクトにルールが設定されているか、そのアクションがルールのトリガーであるかを確認します。
アクセス権のないプロジェクト
アクセス権のないプロジェクトでもルールをトリガーすることはできますが、ルールが実行されていることを表す黄色の雷のアイコンは表示されません。
ゲストを含む、誰もがルールをトリガーできます。
権限に関して考慮すべき点
ルールはカスタムフィールドと同じように、プロジェクトの他のメンバーもデフォルトで編集できるようになりました。複数プロジェクトにタスクをマルチホームさせるルールもカスタマイズメニューから確認できるようになりました。これらのルールはプロジェクトから直接停止できます。

- 編集権限を持つユーザーにルールの編集を許可できるようになりました。現在ルール作成時はデフォルトで編集可能となります。
- ルールを削除できるのはルールのオーナーのみです。
- プロジェクトやテンプレートのルールを更新する場合、編集者はすべてのルールを保存するために必要な権限を持っている必要があります。たとえば、このルールでタスクを別のプロジェクトに追加する場合、編集者はその別のプロジェクトの編集権限も持っている必要があります。
- プロジェクトの複製によってルールが複製される場合、複製を行うユーザーがルールのオーナーとなりますが、権限は限定されます。この場合、ルールは無効になりますがオーナーが編集権限を持ちます。
- オーナーのアクセス管理権限が変わっても、ルールが機能しなくなることはありません。たとえば、プロジェクトにタスクを追加するルールが設定されていて、後からそのプロジェクトへのアクセス権限を失ったとしても、そのルールは引き続き機能します。
- プロジェクトテンプレート 1.0 または 2.0 を介してルールがコピーまたは複製されると、そのテンプレートのユーザーがルールのオーナーとなります。その場合、テンプレートの複製者がそのルールに必要なアクセス権限を持っていない場合にのみルールが無効になります。たとえば、ルールによってタスクが追加されるプロジェクトを編集することはできません。
- 特定のユーザーがプロジェクトから離脱したとしても、ルールが機能しなくなることはありません。ただし、プロジェクトに関わるユーザーがいなくなった場合はルールは無効になります。
- ルールはプロジェクトに参加している全員がアクセスおよび無効化できます。
- プロジェクトオーナーが限定アクセスメンバーの場合、ルールを編集することはできず、停止または有効化のみ行うことができます。
誰がルールを有効または無効にできますか?
ルールが実行されているプロジェクトの編集権限を持つユーザーなら、誰でも他のメンバーが作成したルールを有効または無効にできます。

変更履歴を表示できるのも編集権限を持つユーザーのみです。
編集権限を持つユーザーはルールを停止または有効化できますが、ルールのトリガーとアクションを編集できるのはオーナーのみです。
ルールを編集または削除できるのは依然として「オーナー」のみです。
プロビジョンの解除
ルールのオーナーであるメンバーのプロビジョンを解除すると、そのルールは停止され、ルールの所有権は該当プロジェクトのプロジェクトオーナーに引き継がれます。
プロジェクトオーナーがいない場合、所有権はそのユーザーのプロビジョンを解除した管理者に引き継がれます。ルールの新しいオーナーのみがルールを再開して実行することができます。
ルールのオーナーが無効化され新しいオーナーが十分な権限を持っていた場合、ルールは機能し続け、新しいオーナーはルールを編集できます。
構成が正しくないルールに関する更新
ルールの構成が正しくなくなった場合 (例: 「タスクの完了」 > 「『完了』列に移動」というルールで誰かが「完了」列を削除した場合)、ルールのオーナーに修正を求める通知メールが送信されます。
-
トリガーされたルールの構成に問題があり実行できない場合、Asana は最初にそれをメールで通知します。問題が修正されてから 1 回以上正常に実行されたあと、再び構成に問題が発生するまで、メールが再び送信されることはありません。
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ルールの読み取り権限を持つすべてのユーザーは、そのルールの正しいステータスを確認できます。
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構成を修正してルールを更新し、更新を保存すると、このような警告は消えます。
連携
アプリルールを使えば、ルールのトリガーを別のツールのアクションに一致させることができます。(例: タスクが完了したときに、Slack メッセージを送信する。)
Asana ルールを使えば、連携アプリ内で以下のアクションをトリガーできます。
- Slack のメッセージを送信する
- MSFT のメッセージを送信する
- Jira の新しい課題を作成する (Jira Cloud と Jira Server の両方で使用可能)
トリガーを使ってカスタム通知を送信する、または Jira の課題を作成する方法
プロジェクトツールバーの「カスタマイズ」アイコンからアプリをプロジェクトに追加してから、「アプリを追加」をクリックします。
「ルールを追加」ポップアップに移動します。

「ツールを追加」から、以下を行います。
- ルールに名前を付ける
- チャネル/チャンネルを選択する
- メッセージを書くか、Jira の新しい課題を作成する
- 連携アプリのアクションを選択する 1. 「ルールを作成」をクリックして、ルールを有効化する
タスクが連携アプリ (例: Slack、Gmail、Outlook) から作成された場合、以下のトリガーを実行できます。
- タスクのプロジェクトへの追加
- タスクの割り当て
- 期日の変更
- タスクの完了
- カスタムフィールドの変更
- 添付の追加
これらすべてのトリガーによる自動アクションは、連携アプリから操作されたタスクだけではなく、すべてのタスクに適用されます。
フォーム
タスクがフォームから作成された場合、以下のトリガーを実行できます。
タスクのプロジェクトへの追加
このトリガーはフォームから作成されたタスクだけではなく、プロジェクトに追加されているすべてのタスクに適用されます。
カスタムフィールドの設定
ドロップダウンタイプの各カスタムフィールドに対しては、トリガーとアクションが表示されます。プロジェクトで「優先度」と「ステージ」カスタムフィールドを使用している場合は、「優先度の設定」と「ステージの設定」がトリガーとして表示されます。カスタムフィールドのどの値を使ってルールをトリガーするのかを決定します。
例: フォームで選択する「リクエストタイプ」ドロップダウンカスタムフィールドに「ブログ」と「ウェブサイト」というオプションがある場合、そのプロジェクトで「『リクエストタイプ』が『ブログ』に設定された場合、そのタスクを『ブログリクエスト』プロジェクトに追加する」というルールを設定できます。
これはプロジェクトのドロップダウンカスタムフィールドのみに有効です。フォームのドロップダウンは、必ずしもすべてがカスタムフィールドではありません。
ゲストの権限
ゲストはルールを作成することやオーナーになることはできませんが、ルールをトリガーすることはできます。
料金
Business と Enterprise のお客様:
カスタムルールビルダーはすべての Business および Enterprise のお客様にご利用いただける機能です。
Premium のお客様には以下のとおりルールのサブセットをご利用いただけます。
- 列 / セクションへの移動 > 完了にする
- タスクの完了 > 列 / セクションに移動
- カスタムフィールドの変更 > 列 / セクションに移動
- 列 / セクションへの移動 > カスタムフィールドを設定
- カスタムフィールドの変更 > 完了にする
- タスクの完了 > カスタムフィールドを設定
取り消しアクション
Business と Enterprise のお客様:
取り消しアクションは、データをリセットまたは削除するオプションを提供する、既存のルールを補完するものです。Asana は、ルールに取り消しアクションのオプションを追加することで、お客様のワークフローの構造、特性、効率をよりよく反映する、より強力なルールエンジンを開発しました。
利用可能な取り消しアクション:
- タスクの割り当てを解除する
- タスクを別のプロジェクトに移動する
- 期日をクリアする
- タスクを未完了にする
- コラボレーターを削除

取り消しアクション機能は、タスクの再割り当て、再設定、またはあるプロジェクトから別のプロジェクトへの移動をサポートします。