GitHub と Asana
この連携は、すべての Asana Premium、Business、および Enterprise プランのお客様にご利用いただける機能です。
概要
Asana for GitHub の連携を使用すると、GitHub のプルリクエストのステータス更新を Asana のタスクに自動的に同期できるため、部門間のコラボレーションがさらに容易になります。
この連携を使用すれば、技術チームと非技術チームの間でエンジニアリング業務の可視性と透明性を高めることができます。また、開発者は Asana を介して簡単にコミュニケーションをとれるようになるため、チームや他部門の関係者にも情報を提供できるようになり、仕事の見落としも防げます。
Asana と GitHub Actions の連携のインストール
Asana と GitHub を連携してプルリクエストのステータスを同期します。この連携を活用するための設定は Asana 内で行われますが、他の機能も使う場合は GitHub 内でも設定が行われます。

Asana で設定する方法:
- Asana for GitHub の連携をインストールする Asana プロジェクトを開きます。右上隅にある「カスタマイズ」ボタンをクリックします。 1.「アプリ」まで下にスクロールして、「+ アプリを追加」を選択します。

-「GitHub」を選択します。
- 表示された手順に従って、ご利用中の GitHub アカウントを許可します。
- Asana for GitHub の連携がプロジェクトレベルでインストールされます。
これで GitHub のプルリクエストを Asana タスクに連携できるようになりました。この連携で利用可能なその他の機能を有効化するには、次のセクションをお読みください。有効化が必要でない場合は、下の「主な機能」セクションにお進みください。
GitHub Actionsを設定する方法
このセクションでは、git と、GitHub のリポジトリシークレットに関する基礎知識をお持ちであると想定して解説します。リポジトリシークレットをセットアップするためのアクセス権をお持ちでない方は、リポジトリのオーナーにお問い合わせください。
Asana では 2 種類の GitHub Actions をサポートしています
- Asana で GitHub のプルリクエストに関する通知を自動化する: このアクションを実行すると、プルリクエストのステータスに関するコメントが Asana タスクに表示されます。これには、プルリクエストのタイトルと関連付けられている Asana タスクが含まれます。これをセットアップするには、GitHub Action ページをご確認ください。
- GitHub のプルリクエストの説明にあるプルリクエストの添付を Asana に接続する: このアクションを実行すると、Asana タスクの URL がプルリクエストの説明に追加され、GitHub のプルリクエストが自動的に Asana タスクに接続されます。これをセットアップするには、GitHub Action ページをご確認ください。
他の GitHub Actions と同様に、これらはアクションをセットアップしたリポジトリのイベントが発生するときにだけ実行されます。たとえば、誰かがプルリクエストをマージしたり、プルリクエストに対してコメントをしたりする度に実行されるアクションをセットアップするといったことができます。
こうした GitHub Actions は、同じリポジトリに全く同じアクションが複数個ない限り、一つずつセットアップする必要があります。たとえば、テストが完了した時点でプルリクエストの説明の中にタスクのコメントを追加するアクションを 1 つセットアップし、プルリクエストがマージされた時点でタスクに別のコメントを追加する別のアクションをセットアップするといったことができます。
GitHub Actions は、既存のワークフローの一部として追加することもできます。詳細については、GitHub Actions リソースガイドを参照してください。
シークレットトークンの取り消し
前のページで GitHub Actions をセットアップしている場合は、シークレットトークンを取り消すことができます。こちらのセットアップページにアクセスして、「Revoke all (すべて取り消す)」を選択してください。
これにより、GitHub Actions の既存のシークレットトークンがすべて取り消されます。
プルリクエストの情報は、この連携を追加した既存の Asana プロジェクトには引き続き表示されます。
主な機能
プルリクエストを Asana タスクに添付する方法 (Asana で行う場合)
GitHub との連携を Asana にインストールした後は、関連付けられているプロジェクトの各タスクに GitHub フィールドが表示されます。

プルリクエストを Asana タスクに添付するには、プルリクエストの URL を取得して、空の GitHub フィールドにペーストします。GitHub 内のレビューステータス、ビルドステート、プルリクエストステータス、変更行数、コメント数といった詳細が含まれたウィジェットが Asana タスクに表示されます。

プルリクエストを Asana タスクに添付する方法 (GitHub で行う場合)
GitHub との連携を Asana にインストールし、GitHub Actions をセットアップした後は、GitHub プルリクエストの説明から自動的にプルリクエストを Asana タスクに添付できるようになります。

Asana タスクの URL を取得し、GitHub プルリクエストの説明の中にペーストします。Asana でタスクを表示するときには、レビューステータス、ビルドステータス、プルリクエストステータス、変更行数といった詳細が含まれたウィジェットが表示されるようになります。
エラーが発生する場合は、GitHub 内の GitHub Actions タブに反映されます。
プルリクエストのマージとクローズの最新情報を受信する方法
担当チームが変更内容をレビューし、マージした後は、GitHub 内でプルリクエストをクローズできます。Asana ウィジェットのステータスは自動的に更新されます。
新しい GitHub プルリクエストを追加する場合は、Asana タスクの URL を新しい GitHub プルリクエストの説明に追加することで、ウィジェットが自動的に置き換えられます。また、Asana の画面右上のメニューをクリックして、Asana からプルリクエストを削除することもできます。削除したあとは、新しい GitHub プルリクエスト URL を入力することができます。
GitHub との連携を Asana にインストールし、GitHub Actions をセットアップした後は、Asana タスクに関するコメントがオープンの状態のプルリクエストと一緒に送られてきます。これには、プルリクエストがマージされたのか、クローズされたのかを知らせる最新情報が含まれます。

FAQ
生成された同じシークレットを複数のリポジトリで使用できますか?
可
私が Asana タスクに添付するプルリクエストにアクセスできないチームメイトは、そのプルリクエストの情報を見ることができますか?
はい。タスクにプルリクエストを添付すると、タスクを表示できるメンバー全員がウィジェット内の情報を見ることができます。
新しいトークンを生成すると、古いシークレットトークンは無効になりますか?
いいえ。古いシークレットトークンは引き続き使用できます。既存のシークレットトークンを無効化する場合は、こちらから行えます。
生成された同じシークレットを複数のリポジトリで使用できますか?
可
ワークフローファイルをプッシュしようとすると、私のトークンにはワークフローを作成するアクセス権がないと git
に表示されます。どうすればいいですか?
二要素認証を有効にしていて、かつコマンドラインで GitHub を操作している場合、GitHub はパーソナルアクセストークンをパスワードとして使用することを要求します。ワークフローのスコープに対して GitHub の新しいパーソナルアクセストークンを作成してください。
こうした GitHub の権限をリクエストするのはどうしてですか?
この連携では、プルリクエストから読み取る、または書き込むという操作しか行いません。認証ページで付与する権限は、GitHub でプルリクエストにアクセスするためにリクエストできる最も制限の強い権限です。
GitHub Action により、連携が有効化されていないプロジェクトのタスクにプルリクエストが添付された場合はどうなりますか?
プルリクエストにリンクする添付はタスクのコメントセクションに表示されますが、プルリクエストのステータスを同期するウィジェットは表示されません。
Asana は 30 日間無料でお試しいただけます。