カスタム連携を構築する
Asana はシンプルでフレキシブルでありながら、どんなチームやワークフローにも対応するパワフルなツール。もっと多くの、多様な仕事を追求したいチームは、Asana API によるカスタム連携を検討しましょう。実は現在使用できる多くの連携は Asana API を使用しています。
カスタム連携を構築する理由
グラフィックデザイナーも製品エンジニアも、たとえ自分で構築しなくてもカスタム連携のメリットを受けられます。カスタム連携によってワークフローとデータを取り込み、プロセスを自動化して新たな機能を持たせることで Asana をさらに便利に使うことができます。
カスタム連携によって可能になること
- 必須ツールと統合する: たとえば、セールスチームが独自の CRM を開発したら、データの破壊の心配やデータ移行の必要もなく、Asana と CRM との間でシームレスにコミュニケートできます。
- チームメイトの Asana への移行を容易に: 連携によって、使い慣れたツールを使いながら、情報と仕事がどのように Asana に移行されるかを理解できます。
- Asana をまだ使っていない他チームとコラボレーション: 組織全体が Asana を導入していなくても、あなたは他チームの使っているツールとデータベースからチーム外の仕事やデータにアクセスできます。他チームも Asana を導入するメリットに気付くかも知れません!
- 新しい機能を持たせる: Asana の設計には明確な目的がありますが、ユーザーは自由に自分のニーズに沿った機能を追加できます。欲しい機能がなくても我慢せず、自分で作ってしまいましょう。
- Asana の価値を高める: 意思決定権を持つ上司や役員を巻き込みたいときは、カスタム連携の内容を見てもらうことで、組織全体に役立つ洗練されたツールとしての Asana の価値を理解してもらえるはず。API はカスタムレポートにも使用できます。
カスタム連携を構築する
カスタム Asana 連携の基本は次の 3 つの機能です。
- 他アプリから Asana にデータを取得する: 今後も使用するデータ (ウェブフォーム、リード、アラートなど) に便利です。
- Asana からデータを取得して他のアプリで使用する: レポート生成などに利用できます。
- Asana と他アプリ間の双方向のデータフロー: ワークフローを他アプリと統合し、両者の間にトリガーを設定できます。たとえば、トリガーによって他アプリ上の仕事に基づいて新規タスクを作成したり、仕事が完了したらタスクを完了にしたりできます。
連携を始める
連携を作成する決まった方法はありませんが、始める前にセットアップのための手順と注意点をご説明します。
- API へのアクセスを認証する方法は 2 つあります。
- Asana の「設定」の「アプリ」タブから OAuth アプリケーションに登録します。これによって他の Asana ユーザーがあなたのアプリに対して自分の Asana 内データにアクセスする許可を与えることができます。
- 個人アクセストークンを作成します。自分の全データをバックアップしたいときなど、より個人的な使用に適しています。あなたの取るアクションはすべてあなたのユーザー ID によって行われます。
- API リファレンスを開いて資料を参照し、エクスプローラーでさまざまな可能性をお試しください。
- プログラム言語を選択し、クライアントライブラリで使用できる構築済みコードをご確認ください。
いったん使い方に慣れれば、Asana API をさらに活用できるようになります。
詳しい情報、説明、ドキュメンテーションについては、開発者ページを参照してください。ご質問は Stack Overflow ページも併せてご利用いただけます。
例
カスタム連携にはさまざまな使い方がありますが、他のユーザーの作成したカスタム連携の成功例をご紹介します。
- アプリでのアクションを Asana のタスクに変換。
- Asana のタスクを別のアプリのアクションに変換。
- アプリを離れることなく Asana のタスクを作成。
- 別のアプリ上で Asana タスクを表示。
Asana の本当のパワーを活用できるのはここから。ワークフロー全体にこうしたシンプルなアクションを組み込みましょう。