ワークフローの節目を自動化する

前の記事でセットアップしたワークフローを機能させるために、仕事の受け渡しやオートメーションはどのように追加すればよいのでしょう。ワークフローを流れるように進行させるにはどうすればよいのでしょうか。

この記事は、3 部構成シリーズのパート 3 です。最初の 2 つの記事をまだ読んでいない方は、こちらからお読みいただけます: 記事 1記事 2

ワークフロービルダー

ワークフロービルダーを使って、さっそく始めましょう。

ビルダー

各プロジェクトには、「ワークフロービルダー」というタブがあります。この機能を使って、作業を進めるステップを最初から最後まで構築します。ワークフロービルダーは、ワークフローを構築するためのもので、実行するためのものではありません。ワークフロービルダーでワークフローを構築したら、プロジェクトの他のビューに切り替えます。

4 種類の節目

ワークフロービルダーを使う場合も、使わない場合も、4 種類の節目を探し、Asana の適切な機能に結び付けます。

1. 開始

ローカルフィールド

どのワークフローにも、仕事を開始する出発点があります。仕事は、ワークフローの内容に応じて、以下のいずれかの方法で始まります。

  1. 手動で始める: 近日予定のリリースに向けて新しいブログ記事を公開するといった場合、チームは手動で作業を開始します。そうした場合は、新規のプロジェクトやタスクを作成します。
  2. フォームを使う: ワークフローによっては、他のメンバーからのインプット (リクエストなど) により実行可能な作業が開始される、受け付けプロセスが伴う場合があります。受け付けプロセスは、作業リクエストを合理化および標準化できるフォームの理想的なユースケースです。
  3. タスクテンプレートを使う: ワークフローで一連の同じステップを何度も繰り返して実行するチームは、タスクテンプレートを使用します。これは、採用候補者を表すタスクなど、関連情報へのリンクや一連のサブタスクを持つタスクの構造を事前に作成しておきたい場合に理想的なユースケースです。

2. 受け渡し

多くのワークフローでは、作業はフィニッシュラインに到達するまで一人のメンバーから他のメンバーへと渡されていきます。チームは、以下の一般的なプラクティスに従って作業の引き継ぎを行います。

ローカルフィールド

手動で再割り当てする

タスクに担当者を割り当てて、作業が実行可能な状態にあることを確認します。ワークフローによっては、作業を担当するメンバーがステージによって異なります。

たとえば、クリエイティブプロデューサーがデザイナーにアクションのリクエストを受け渡す場合などは、タスクの割り当手をデザイナーに変更します。

ローカルフィールド

サブタスクを追加

ワークフローを部分的に引き渡せるようにタスクを細かいステップに分割する必要があるときは、サブタスクを追加します。
たとえば、リクエストを管理するチームは、各成果物をプロジェクトのタスクとして追跡します。チームは、サブタスクを追加して、ワークフローの各ステージ間のステップを整理します。

ローカルフィールド

依存関係を追加

あるタスクが他のタスクの進行をブロックしてしまうことがあります。そのような場合には、依存関係を使います。依存関係を使用すると、1 つのタスクが他のタスクによってブロックされている状態を示すことができます。

たとえば、顧客からの製品フィードバックを管理するチームは、フィードバックを提出したチームに回答する前に、開発チームが対応するのを待たなくてはいけません。したがって、フィードバックを管理するチームは、依存関係を追加することにより、1 つのタスクが他のタスクによってブロックされている状態を示します。依存関係は、Asana Premium 以上のプランをご利用のチームと組織のみが使える機能です。

ローカルフィールド

承認を使用する

引き継ぎの多くでは、作業を進める前にその承認を得ることが必要になります。そうした場合は、承認リクエスト機能が最適です。承認は、担当者に「承認」「差し戻し」または「却下」する選択肢を与えるタスクです。 たとえば、デザイナーは、成果物を完成させる前に、対象となるアセットをさまざまな関係者にレビューおよび承認してもらう必要があります。承認は、Asana Business および Enterprise のプランをお持ちのお客様にご利用いただける機能です。

3. 交点

ワークフローによっては、他のチームやツールと連携して仕事をします。仕事の交点にたどりついたら、以下について検討しましょう。

ローカルフィールド

マルチホーミング

Asana では、タスクを重複させずに同時に複数のプロジェクトに追加できます。タスクが更新されると、両方のプロジェクトで確認できます。これをマルチホーミングといいます。

Asana で異なるプロジェクトやチームをまたいで同じタスクへの可視性を共有したい場合は、マルチホーミングを使用します。

ローカルフィールド

連携

仕事が別のツールと交わる場合は、そのツールとの連携機能があるかどうかを探してみましょう。連携できれば、ツール間でワークフローをつなげられます。

当社が提供する連携機能の一覧は、こちらからご確認いただけます。

4. 繰り返し

ローカルフィールド

多くのワークフローでは、同じアクションを何度も繰り返すことがあります。Asana のルール機能を活用すると、簡単に手作業を自動化して効率化できます。ルールは、Asana Premium プラン以上のお客様にご利用いただける機能です。Asana Business および Enterprise のお客様にはさらに多くのカスタマイズ機能をご利用いただけます。

ローカルフィールド

ワークフロービルダーを使えば、ワークフローの各ステージでルールをシームレスに作成できます。

この記事で触れたすべての種類の節目は、実際に自動化することができます。以下に例を示します。

トリガーとアクション

開始: フォームの提出により、プロジェクトに新しいタスクが追加される → タスクにサブタスクを追加してすぐにフォローアップできるようにする

受け渡し: カスタムフィールドが更新される → タスクを特定のチームメイトに再割り当てする

交点: タスクが特定のセクションに移動する → タスクを別のチームのプロジェクトに追加する

ワークフローでは、以下のようなルールも一般的です。

複数のトリガーアクション
(すべての新期タスクを特定のセクションに移動したいとき) 新規タスクがプロジェクトに追加されるタスクを特定のセクションに移動する
(タスクを完了のセクションに移動したら、そのタスクが自動的に完了されるようにしたいとき) タスクが完了済み作業のセクションに移動するタスクを完了にする
(近日予定の作業に関する最新情報について聞きたいとき) 期日が迫るタスクにコメントを追加する
(担当者にプロジェクトのタスクを確認してもらう必要があるとき) タスクが特定のセクションに移動するタスクに、そのプロジェクトテンプレートが @メンションされているコメントを投稿する。
(承認者の返答を基に、承認リクエストタスクを別のステージに移動させたいとき) 承認タスクが「承認済み」「差し戻し済み」または「却下済み」とされるタスクを関連するセクションに移動する

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