会社目標の計画
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- OKR とは
- Asana における目標の位置付け
- 目標を設定する方法
- その他のヒントとリソース
多くの組織では、時間とリソースを割いて仕事の指針となる目標を設定した後、その目標がただ陳腐化していきます。Asana のゴール機能を使用すれば、何を目標にしているのかということに関して信頼できる唯一の情報源を設けられる上に、その情報源はその目標を達成するための実際の仕事に紐づけられています。その方法について解説していきます。
組織がまだ目標と主要な結果 (OKR) を設定してない場合は、まず目標計画についての電子書籍をお読みになり、フレームワークを学び、実際に使ってみることをおすすめします。
目標と主要な結果 (OKR) とは?
こうしたコンセプトは組織によって異なる場合があるため、ここでは Asana での捉え方をご紹介します。OKR は、目標 (Objective) と主要な結果 (KR) の 2 つの面から目標設定と測定にアプローチする方法です。目標はいわゆる「目的地」を、KR はそこに到達できたかどうかを明確にします。この 2 つがゴール機能の基盤になります。
たとえば、「顧客ロイヤルティを獲得する」ことが目標であれば、それを達成したときに評価する主要な結果として以下が挙げられます。
- 毎年の年間収益目標を達成できたか
- NPS スコア 40 を獲得できたか
- 主要なセグメントで 20 件のケーススタディを公開できたか
Asana では、「顧客ロイヤルティを獲得する」がメインの目標となり、主要な結果がその下位目標となります。
ゴール機能は Asana での仕事とどのように対応するのか?
メンバー全員がミッション、目標、そしてそれらの達成に必要な日々の仕事を明確に理解している組織は最高の成果を上げます。Asana では、新しいインターンに割り当てられたサブタスクから、CEO が責任を担う目標まで、すべてが明確になります。

ほとんどのチームは、仕事の管理にまずタスクやプロジェクトを使います。プロジェクトが複数あるときは、ポートフォリオに追加すれば優先度の高いイニシアチブの状況をリアルタイムで確認できます。ゴール機能が追加されたことで、組織は 1 つのシステムで目標を設定し、その達成に必要なすべての仕事を管理できるようになりました。これは Asana がなければ不可能に近いと言えるでしょう。
Asana ではどのように目標を設定し、追跡するのか?
目標の作成は、タスクの作成に似ています。まずは次の問いに答えてみましょう。
- 会社全体の目標なのか、それとも自分のチーム限定か? → ヘッダーの会社の目標とチームの目標を使って組織か特定のチームを選択します。目標は会社のすべてのメンバー全員またはチームのメンバー全員に表示されます。自分がオーナーである目標を見るには、自分の目標に移動します。
- 達成を目指す目標の最終的な担当者は誰か?期日は決まっているのか? → チームメイトに目標を割り当て、期間を設定します。組織の期間は、Asana 管理者が管理者コンソールで組織の会計年度に合わせてカスタマイズできます。
- 目標に向けた進捗をどう追跡するか? → 目標の作成時に、好きな「更新方法」を選択できます。自動進捗の目標は、下位目標またはプロジェクト (作成後に目標の詳細ページに追加されます) から計算されます。手動更新の目標については、「進捗指標を追加」をクリックすると、完了の割合 (%)、売上高 (ドルや円)、完了している場合は目標達成を達成したか否かが表示されます。
- 達成した目標をどのように評価するのか? → 目標をクリックし、主要な結果を表す下位目標やプロジェクトを追加します。下位目標には担当者や期日も設定でき、自動的に測定されるように設定されます。
- + サインを使って新規目標を追加する
答えがすぐに出せなくても、心配はいりません。当社のゴール計画のフレームワークをご利用ください。
ゴール機能に関する他のヒント
- 目標のオーナーは定期的に進捗状況を更新しましょう。忘れないように繰り返しタスクをセットアップすることもできます。
- 目標につながる仕事のステータス更新を受けるには、プロジェクトのステータス更新を利用しましょう。目標の達成を支えるすべてのプロジェクトを含むポートフォリオを作成すれば、1 か所で各プロジェクトの最新情報をリアルタイムで確認できます。
- 目標は、組織全体またはチーム単位で設定します。個人的な目標は、「自分の目標」で設定し、1on1 ミーティングなどのプロジェクトにリンクを張ってマネージャーやチームメイトと共有できます。詳しくは、ガイド記事「Asana ゴールの始め方」をご覧ください。
さらなる詳細は、ヘルプガイドのこの機能に焦点を当てたページをご覧ください。
ゴール計画に関する他のリソース
企業の目標・戦略プロジェクト作成のためのリソース | リンク |
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Asana テンプレート | テンプレートを使用 |
オンラインコース | Asana アカデミーに登録 |
ケーススタディ | Car Next Door が Asana で OKR を追跡して組織全体の方向性を合わせている方法について知る。 |
電子書籍 | OKR の設定と評価に使う Asana のフレームワーク、そして目標設定のアプローチ全般について、お読みください。 |
ゴール機能が使用できない場合は?
ゴールは Business プランをご利用のお客様にご使用いただける機能です。チームが Business プランを使用していなくても、各目標をタスクとしてタスクオーナーに割り当てて、Asana プロジェクトで目標を追跡することができます。タスクオーナーに定期的に進捗を知らせるコメントを書くように指示し、それらのコメントを定期的なステータス更新情報としてもまとめ上げることもできます。企業の中長期目標プロジェクトテンプレートには他にも便利なヒントが書かれています。
Asana の「ゴール」で目標を設定、追跡すれば、チームと個人のパフォーマンスが上がると同時に、組織は優先事項への集中を切らさず、求める結果を生み出すことができます。